堺市の変人

堺市から情報を発信する変人親父です

「終の棲家」は何処?

昨日は、コスタリカへの移住?の話を書きましたが、今日の朝食時に家内が「マレーシアもいいよね」と言い出しました。

400万円(日本人の平均年収)の年収は、マレーシアでは日本でいう1,600万円の暮らしが出来るようです。マレーシアの平均年収は109万円と日本の4分の1、物価も安いし、消費税も0円、人件費が安いからメイドさんも月2万円で来て貰えるそうです。

 

平均気温も30度と温暖です、しかも東京から直行便で7時間、日本人の海外移住先ではハワイを抜いて「NO.1」とは、ちょっと意外でした。

 

たしかに、ハワイは温暖な気候で観光で行くにはとても良い所ですが、物価が高いのには驚かされます。年金生活者がハワイで暮らすにはちょっと厳しそうですし、医療費や介護施設への入居も高過ぎて私なんかでは難しいようです。

 

そんな話をしていたら、家内が今度は「でも山梨県もいいよね」と言い出しました。(コロコロ変わるから大変です)

家内と二人で、以前に山梨県清里近くの宿に何度か泊まった事があります。空気は綺麗だし、私の大好きな自然豊かな山も近くにあるし、新鮮な野菜が安いしで、本当に良い所でした。

 

大阪から車で移動したら、マレーシアに行くのと同じ7時間位かかりますが、陸続きなので、大阪に帰ろうと思いたったらすぐ帰れます。日本なので言葉の不自由がないのがなによりです。冬場は大阪で暮らして、夏は清里っていうのも良いかな・・・

こんな話をしていると、老後の選択肢が増えたような気がして嬉しくなりました。

 

あるテレビ番組で、冬場は沖縄に住み、夏場は秋田県に住むという老夫婦が紹介されていました。

そのご夫婦は、寒い時には、お爺ちゃんが運転する軽自動車のバンで秋田から沖縄までトコトコ、道中は宿に泊まったり、軽自動車で車中泊したり、泊まる場所も決めていない自由な旅です。

そして、暖かくなったら今度は沖縄から秋田に向けてトコトコ北上されるというのですが、その道中も色んな出会いがあって、とても楽しいと夫婦で話しておられたのが印象的でした。

 

元気で楽しめる間は、のんびり好きな事をするのも「有り」かな?

結局、私なんかは、今住んでいる地を離れられない気もしますので、こんな老夫婦の人生の楽しみ方が羨ましく思えて仕方がありません。

 

外国で暮らす事も、日本の田舎暮らしでも、キャンピングカーでの移動暮らしも、やろうと思えば何でも出来る時代になりました。

ほんの20年くらい前までは、海外移住なんて夢のまた夢という感じでしたが、今では日本にこだわらず、物価の安い海外で豊かな年金暮らしなんて事も、やろうと思えば可能です。

 

本当に自由な時代になったものだと思います。

日本は、周りが海に囲まれた「島国」、経済発展のおかげで職を求めて海外へという必要性を感じる事がありません。

しかし、本当に豊かな老後を考えると、国内だけで無く海外にも選択肢を広げてみても良いのでは・・・

最近は、そんな誘惑に心が惑わされる事が多くなってきました。