堺市の変人

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連続テレビ小説「まんぷく」

朝はNHKのテレビ小説を観ています。

家内の出勤が遅い日は朝食を食べながら、出勤が早い日は録画を晩御飯の後でゆっくり見ています。

私は、必ず連続ドラマを観る方ではありませんが、家内が観ていると、否が応でも目に入ってきます。

 

今回の放映は「まんぷく」、インスタントラーメンで有名な「日清食品」の創業者「安藤百福」とその妻の半生をモデルにしたドラマですが、これが結構面白く「つづく」のテロップに「良い所で終わるから次が観たくなる」とか言って騒いでいます。

 

史実を基にしたドラマは、結果が分かっていますので安心ですが、今回は共演者の演技が光っています。

一人一人の個性が際立っているにもかかわらず違和感がありません。上手くかみ合っているという感じがします。

 

主人公の「安藤サクラ」も普通の女性を上手く演じています。明るくて優しい大阪弁が安心を醸し出しているようです。

特筆物は主人公の母親役の「松坂慶子」、演技が本当に素晴らしく感心させられます。

 

若かりし頃はバニーガール姿で「愛の水中花」をヒットさせ、お色気女優と言われた彼女ですが、歳と共に体系も少し丸くなって本当にいいお母さんという味を出しています。

ドラマの中では、ともすれば嫌なお母さんと言われても仕方がないようなセリフも、彼女の口から出てくると全く嫌な感じが無く、笑ってしまいますので不思議です。

 

おっとりした口調だから?

やさしくふくよかな表情だから?

事あるごとに娘婿の事はこきおろし、文句を言いながらも「娘のため」と結局、仕事の手伝いまでしてしまう良き母、鈴さんを見事に演じ切っています。

そしてボケに徹していますので、上手いな!感心しています。

 

鈴さんがからんでくると、そのシーンでは必ず笑ってしまいます。

今までの朝ドラヒロインの母と言えば、良妻賢母型とか頑固だけれど優しい母親などが多かったような気がします、そういった意味でも鈴さんは朝ドラの新しい母親像のような気がします。

 

NHK朝の連続テレビ小説と言えば、4月~9月までは東京局、10月~翌年3月までは大阪局が制作と視聴率を競い合っているイメージがありますが、私は大阪局制作の方が性に合っています。

 

家内も東京局制作版でも気に入れば見ているようですが、ここ何回かは飛ばしているようですので、大阪版の方が気に入っているようです。

大阪局が制作するものは2014年10月から放映の「マッサン」から実在の人物をモデルにしています。

私も全部見ている訳ではありませんが(「わろてんか」は飛ばしました)、なんとなく安心して見られるような気がします。ローカル感が良いのかな?

 

主人公が窮地に陥ってハラハラドキドキ、でも最後は難局を乗り越えて・・・

水戸黄門」を観るのと同じ安心感のようです。

そういえば、家内も「花子とアン」(東京局制作ですが実在の人物をモデルにしたドラマ)は見ていました。

 

朝は爽やかに一日のスタートを切りたいものです。

時には「古臭い」と言われても、NHK大阪局は、これからも朝のテレビ小説の大道を貫いて貰いたいものだと思います。