「四度目の正直」?
2月9日に、六甲山の「瑞宝寺谷西尾根ルート」に行ってきました。
かねてから「雪の六甲」に登りたいと友人にリクエストされていましので、この時期なら少しは雪があると思い計画しました。
久し振りの雪山、六甲といえどもアイゼン・スパッツ・ストックくらいは持って行かないと・・・と色々考えました。
ピッケルは大袈裟過ぎるのでトレッキングポールに、アイゼンは6本爪でOK,手袋はちょっと厚目で、パーカーはゴアテックスまでは要らないか・・・
雪ともなれば体のバランスをとる為にもピッケル代わりのポール(ストック)は必要と思い、初めてトレッキングポールを購入しました。
登山前日には、靴(古い革の登山靴)に油を塗り、アイゼンを履いて行く靴に合わせて調整し準備完了!少々の積雪でも大丈夫です。
友人と二人、梅田発7時50分発の高速バスで有馬へ・・・
真冬ですから雪の上を歩ける!
久し振りに「雪を踏みしめ」登るぞ!
期待は高まります。
1時間で有馬に到着、9時半頃から歩き始めました。
しかし、有馬に着いた頃から少し不安な気持ちに・・・
有馬の町には、全く雪がありません。
瑞宝寺公園を歩いていても雪はゼロ?
沢を詰めても、尾根に取り付いても全く雪がありません。
尾根に上がったら少しは雪道を歩けるか?といった期待も完全に裏切られました。
結局、冬山の風景といえばドライブウェイ付近の樹々の枝に付いた樹氷のみでした。
帰って家内に「2月なのに全く雪が無かったわ」と言うと、「それなら、雪が降ったという情報を確認して飛んで行くしかないな」という分かり易い答えでした。
ただ、今回の「瑞宝寺谷西尾根ルート」は、登り初めから六甲山上のドライブウェイに出るまで、初めて登山地図に通りにトレース出来ましたので大満足です。
初めての時は、間違って「射場山」に登ってしまいました。
ちょっと登り口を確認、そんな気持ちで地図や磁石も持たずに行ったのですが、「もう少し先まで」「もうちょっと」と、ついつい調子に乗って登り迷ってしまいました。
2回目は、どうにか尾根筋を登ったのですが、冬場と違いブッシュで道を見失い、最後はササとブッシュを掻き分けガムシャラにドライブウェイ出ました。
3回目は、うっかり展望デッキへの分岐を見落とし、そのまま谷を登り詰める「谷道」を突進しドライブウェイへ、「3度目の正直」も失敗しました。
ササやブッシュの少ない冬場の尾根道は、踏み跡も見易く最後まで正確な道を進む事が出来ましたので、チョッピリ「達成感」が味わえました。
「4度目の正直」といったところです。