堺市の変人

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ガンバレ「チビ助」!

預り犬の「チビ助」は、野良出身ですので散歩の時も「人は怖がる」「車は怖がる」・・・何でも怖がっていましたので、何時もリードにテンションが掛かっていました。

歩く時にも姿勢を低くして何かを避けているようです。直ぐに止まってしまいます。

 

そんな「チビ助」も、最近はようやく歩いていても頭をあげ、真っすぐ前を見て歩く場面が増えてきました。

それでも、まだまだ人が多いのは苦手、道行く人に「疲れて歩くの嫌がっているの?」とか「可哀想に引きずられてる!」なんて声を掛けられます。

勿論、私は虐待なんかしていまぜん!

 

ただ、これだけは慣れしか無いようです。

以前に仔犬を預った時にも、階段で止まってしまい降りるのを嫌がるワンコも居ました。

当然、初めての階段は、どう降りて良いか分からず、ほとんどの預り犬は怖がって下りません。「チビ助」も例外ではありませんでした。

 

そんな時、私は、ズルズルと引っ張ってマイペースで階段を下りるようにしています。

ほとんどのワンコは、1~2回で、怖がらずに階段を自分で下りるようになります。

散歩の時にワンコが怖がった時、飼い主が「可哀想に」と思ってフォローするのは、逆効果のようです。

 

以前、我が家の凡犬も「花火」を恐がって震えていました。家内は、「可哀想に」と花火の音が鳴ると抱っこしていたのですが、結果は益々震えが酷くなってしまいました。

トレーナーさんに相談すると、抱っこは絶対にダメ、ワンコの行動(震え)が正当化されてしまいます。

「広場で花火をやっていたら、怖がっても花火の所に連れて行って下さい。飼主が花火なんか怖くない事を体で教えてあげて下さい。庇って抱っこは絶対にダメ!」という厳しいアドバイスが返ってきました。

 

散歩の時に怖がるのも同じようで、慣れしか無いようです。

今まで「チビ助」は、怖がって道の端を歩るこうとリードを引っ張っていたのですが、少しましになりましたので、今は私と凡犬の間に「チビ助」をいれて歩くようにしています。(まだまだ挙動不審ですが・・・)

 

犬は、人が思う以上に学習能力が高いですので、きっとこ奴も大丈夫です。

もとから「無駄吠え」をしないワンコですので、後は飼主のペースに合わせてゆっくり歩く。これさえクリアすれば、新しい里親さんにお渡ししても安心です。

ガンバレ「チビ助」!