堺市の変人

堺市から情報を発信する変人親父です

「薪ストーブ」

先日、所用で東京へ行ってきました。観光目的ではなかったので見学時間は、ほとんどありませんでしたが、家内が「せめてランチくらい東京でしか行けない店に入って食べたい!」と言い出し、結局「農林水産省」の職員食堂に行ってきました。

 

各省庁の中に入るには、駅の改札口に専用ゲートが設置されています。職員さんはICカードでスイ スイ、さすが中央省庁、大阪府堺市)とはセキュリティーが違います。当然、私達は官庁の職員食堂には入れません。

 

しかし、農林水産省の職員食堂は、セキュリティーゲートの手前に入口があるので、一般の人も普通に利用出来ます。

省庁見学ツアー?の団体さんも利用されていました。

やはり食に携わる省、宣伝も兼ねて一般の方々にも開放されているようです。

 

私達が農林水産省に到着したのは11時少し前でした。

ガードマンさんが「食堂に来られましたか?食堂は11時半からです」「もしよかったら食堂が開くまで、入ってすぐ右にある資料室の展示を見られてはいかがですか?職員さんが書かれたイラストが沢山飾ってあって結構見応えありますよ」と親切に勧めてくださいましたので、時間潰しに資料室を覗いてみました。

 

資料室には沢山のイラストが飾ってあります。森と人との関わりをイラストで分かり易く説明してある資料でしたが、そのイラストが見事で素人が描いたとは到底思えない程の出来栄えでした。

 

資料室の片隅には「薪ストーブ」が設置されています。

流りの映像で火を映し出す「ストーブ」ではなく、本物の薪が燃えています。

ひとしきり資料を見た後に薪ストーブの前に一休み。

 

ストーブの前は大変暖かく、パチパチと小さな音を立てながら燃える火を見ていると、とても落ち着いた気持ちになります。

昔、キャンプで「焚き火」を眺めながら語り明かした事が思い出されました。

しばらく座っていると職員さんが薪を足しに来られました。手慣れた感じで薪をくべてストーブの様子を見ておられます。

 

職員さんに薪ストーブにかかる費用などをお聞きすると、設置には色々入れて20~30万円ほど、薪が一束1,000円くらい、一束がだいたい一日分との事でした。

間伐材などを利用して自分で薪を作ることもできますが、体力的にちょっと、かといって暖房費に一月三万はちと痛い、煙突掃除も2~3年に一回は必要との事でした。

 

いつか、田舎の古びた家でロッキングチェアに身を任せ薪ストーブの前で気に入った本を・・・

やってみたい事の一つですが、予算的に厳しいようです。

 

薪は間伐材を只で!煙突の掃除は自分で・・・

でも、「薪ストーブ」を置く家が無ければどうにもなりません。

 

夢を食べる「獏(バク)」の心境です。