堺市の変人

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ゴースト/ニューヨークの幻

「ゴースト/ニューヨークの幻」は以前にも観た映画ですが、テレビでやっていたのでついつい観てしまいました。

退屈な場面もありますが、結構面白く最後まで観られる映画です。

 

展開が素晴らしく「脚本がしっかりしている」と感じさせます。

所どころの「ウィット」に富んだ演出は、笑わせたり頷かせたりと観る者を飽きさせません。

 

私は、純愛映画は退屈してしまう質ですが、この映画は、そんな事無く最後まで楽しめました。

主演(サム)のパトリック・スウェイジと恋人役(モリ―)のデミ・ムーアの演技は、それぞれ役柄を上手く演じていて、さすが有名処という感じがしました。

長髪のデミ・ムーアは、この映画の撮影前にバッサリ髪を短く切って監督を驚かせたようですが、結果として映画の中で純粋さを際立たせる効果が絶大でした。

長髪のモリ―なんて考えられません。

 

しかし、この映画で最も光っていたのは、占い師役のウ―ピー・ゴールドバーグです。

なにせ、彼女はこの映画で「アカデミー助演女優賞」を受賞しています。

女性で初めてアカデミー賞授賞式の司会を務めただけの事はあります。

 

2年後に出演した有名な「天使にラブ・ソングを・・・」と同じく、観る者を引き込んでしまうようなコメディタッチの演技は彼女の独壇場では・・・

 

もう一つ、この映画を語る時、忘れたてはならないのが「主題歌」です。

ライチャス・ブラザースが歌う「アンチェイド・メロディ」が、いかんなく映画の雰囲気を盛りたてています。メロディー・歌詞共にこの映画のための曲といった感じですが、1965年にリリースされたヒット曲が25年を経てリバイバルとなったようです。

 

ウ―ピー・ゴールドバッグの演技と「主題歌」が、改めて強く印象に残りました。

作品自体もアカデミー賞の「作品賞」「編集賞」「作曲賞」「脚本賞」にノミネートされ、見事「脚本賞」を受賞していますが、この年は有名な「ダンス・ウィズ・ウルブス」に話題をさらわれたようです。

 

ケビン・コスナ―が居なければ・・・