堺市の変人

堺市から情報を発信する変人親父です

以外に低い日本の「幸福度」

国連が毎年、「世界幸福度ランキング」を発表しています。

これは、ブータン王国が国策として「国民総幸福量」を政策に活用している尺度ですが、国際連合もこれを採用し、毎年「世界幸福度ランキング」を発表しているものです。

 

2018年3月14日に発表されたランキングを見ると、以外にも日本は昨年より3つ下がって54位となっています。

一位がフィンランド、以下ノルウェーデンマークアイスランド、スイス、オランダ・・・と、ヨーロッパ勢が上位を占めています。それも、一般的な経済大国という国が上位に入っていません。ようやく15位にしてドイツ、アメリカが18位となっています。

 

この幸福度は、GDP等の一般的な経済指標だけでは無く、①一人当たりの国民総生産(GDP)に加え、②社会支援の有無(困った時、いつでも助けてくれる人がいるか)、③健康寿命(健康を優先しているか)、④人生選択の自由(自分の生き方を自由に選択し満足しているか)、⑤寛容さ(過去1ヶ月間に慈善事業に寄付した金額はいくらか)、⑥汚職(政府やビジネス界の汚職はないか)という6項目を分析し、人々が「幸せ」や「不幸せ」を感じる度合いを各国1,000人に調査したもののようです。

 

結果を見て驚きました。

私は、治安という面からも、もう少し日本は上位だと思っていました。

テレビなんかでも、来日外国人が過去最高といったニュースを良く耳にしていましたので、10位以内には入っていると思っていましたが、G7(先進7ヶ国)では最下位、OECD加盟国35ヶ国中27位という結果です。

 

日本は、健康寿命は長いものの、寛大さや汚職のポイントが少し低いようです。寄付しない国民性、汚職が多いという点で劣っているようです。

私も過去1ヶ月間に慈善事業には全く寄付していません。

 

多くの項目には、客観的な数字と違い人の主観も要素となっていますので、日本が54位だと言って必要以上に悲観することもありませんが、最低限言える事は「国民の幸福度」は、経済力だけでは実現出来ないような気がします。

 

結局、お金で「幸福」は買えないという事かも知れません。