堺市の変人

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アマゾンギフト券が返礼品?

ふるさと納税の返礼品としてアマゾンのギフト券が使われていました。

静岡県小山町ふるさと納税額の4割に相当するアマゾンギフト券を返礼品として提供していたというものです。

 

当然、総務省も主旨に反した過度な返礼品獲得競争にならないよう、納税額の3割以下、現金に近い商品券等は返礼品として送付しないよう平成29年4月に自治体に対し通知を出しています。

 

この事実を受け、石田総務大臣は、小山町の対応は総務省の通知に反しており、「遺憾としか申し上げようがなく、良識ある行動とは思えない。自分だけが良ければいいというのは、社会的にも大きな問題だ」と厳しく批判し、今後、通知を守っていない自治体に寄付しても税の優遇を受けられなくする法改正を目指すとしています。

 

小山町の良識を欠く返礼品に対する総務省の対応は、極めて常識的なもので何ら違和感を感じるものではありません。

金銭に類似するもので、それも納税額の4割以上といった事が横行すると、ふるさと納税制度そのものの存続が問われる事にもなりかねません。

 

ただ、小山町は人口2万人足らずの小さな町です。

小山町の行為は決して良いとはいいませんが、これ程大騒ぎする事でも?

といった思いがしてなりません。総務省が指導し、是正すれば良い事です。

 

もし私が小山町の人間だったら、もし町の財政が困窮状態なら、もし町民のためになるなら・・・(内情は分かりませんし、決して良い事だとは思っていません!)

 

私は、政令指定都市にすんでいます。人口も80万人を越えています。

総務大臣の「自分だけ良ければいい」という極めて常識的な言葉は、他人事では無いようです。

 

堺市で現在進行中の近大病院の移転は、同じ府下の大阪狭山市を犠牲にして、「堺市だけが良ければいい」といった政策です。それも住民に内緒で都市公園の売却が決まってしまっています。

 

私には、小山町の返戻金問題よりも、堺市近大病院移転問題の方が大きな問題に思えてなりません。