それぞれの「三大好物」
義母の家に行く時、駅前で買った「黒糖蒸しパン」を買っていきます。
何時もではありませんが、義母に渡すと「ありがとう!」とご機嫌です。
義母はハッキリした人で、自分が好きでない物を私達が買って行った時には「お母さん、食べへんから持って帰って」と持って帰らせるのですが、「焼き芋」「駅前で買う黒糖蒸しパン」「やわらか焼」の三大好物を買って行った時は、一度も受け取り拒否されたことはありません。
「やわらか焼」というのは神戸の瓦せんべいの老舗である「亀井堂総本家」の商品、文字通り堅く無い「せんべい」です。
普通の(堅い)瓦せんべいをお茶に浸け、ふやかして食べるのが好きな義母は、ふやかす手間の要らない「やわらか焼」が好物のようです。
家内に「三大好物ってなに?」と聞くと「焼き鳥」「焼き芋」「パスコのファボールサンドのコーヒー味」と即座に返事が返って来ました。
「パスコのファボールサンドのコーヒー」は、柔らかめのフランスパンにコーヒー味のクリームを挟んでる菓子パンです。近所のスーパーで98円(特売の日なら88円)、ファボールサンドには他にも何種類かありますが、近所のスーパーではこのコーヒー味が一番人気のようで売り切れている事が多いです。
家内は、見つけた時は必ず買っているようですが、私もファボールサンド(コーヒー)を見付けると必ず買う癖が付いてしまいました。
買って帰ると家内は「ニコニコ」、義母と同じ反応に「血(血統)」を感じてしまいます。
凡犬と預り犬の三大好物は「砂肝ジャーキー」「焼き芋の皮」「硬いチーズスティック」ですが、特に好きなのが「砂肝」、家内が手作りで作って与えているのですが、焼いている時からソワソワとキッチン周辺をうろついています。
預り犬は、凡犬より好き嫌いがハッキリしています。
主食のフードは、残す事もありますので「有ったら食べる」というイヌにあるまじき態度をとっていますが、好きな物となると明らかに目が輝いています。
因みに、凡犬は食べ物は有るだけ全て食べるタイプです。
「じゃあ、あなたの大好物はなに?」と問われると?
「万年筆」「陶器」「時計」「ジーパン」・・・と答えると、「そんなん食べ物と違う!」怒っていました。
考えるに食べ物への執着は、女性の方が強いようです。