堺市の変人

堺市から情報を発信する変人親父です

小賢しい「チビ助」!

我が家の凡犬は、犬付き合いが大の苦手です。

散歩で他の犬とすれ違っても基本的には無視、相手の犬が遊ぼう!遊ぼう!」と誘ってこようものなら、鼻に皺を寄せて唸ったりする事も良くありました。

 

その度に、躾を入れるので唸ったりする事は少なくなりましたが、他犬とは「関わり合いにはなりたくない」という態度が見えみえです。

凡犬のお気に入りは只一匹、凡犬より歳の若いご近所さんの雄の柴犬だけです。

若いアイドルにキャーキャー騒いでいるオバチャンの如く千切れんばかりに尻尾を振っています。(他にも若い雄犬は居るのに不思議です。)

 

そんな凡犬ですから新しい預り犬が来た時なんかは、それはそれは嫌がります。

特に仔犬は嫌いなようです。落ち着いた大人しい子なら我慢出来るようですが、今預かっているようなチャカチャカした仔が一番癇にさわるようです。(雌のくせに母性本能のかけらも有りません。)

 

しかし、何故か今の預かり犬(チビ助)に対しては嫌がりながらも、誘われれば相手をしています。時には、凡犬のほうから遊びをしかけています。

そんなに嫌いではないのかな?

 

今まで預かった犬と何処が違うのかな?と思って見ていると、どうも今預っているチビ助は、遊びに誘う時にはこれでもかという程しつこいですし、相手が嫌がってもめげずに誘いますが、相手が本気で切れそうになったと感じたらさっと寝転んでお腹を見せています。

犬にとってお腹を見せるというのは「降参」を意味しますので、凡犬も怒りの矛を収めざるを得ないようです。

その降参するタイミングが絶妙で、怒るタイミングを失い「まぁいいか・・・」となるようです。

 

躾教室で他所の犬と遊んでいる時も同じように「降参」とお腹を見せているチビ助を見て、新参者の若い雌犬をいじめる犬の飼い主さんが「あの子(チビ助)は、犬付き合いが上手いですね、家の犬が仕掛けようと思ったらすぐお腹見せるから何時もなら唸ったりするのに全然そういう雰囲気にならない」と感心されていたようです。

 

人間に対しても同じで、悪い事をして家内に叱られると、すぐお腹を見せて甘えるから家内も叱るのを忘れて「可愛い!」となってしまうようです。

 

「憎めんなぁ~」と家内、犬でも愛嬌がある奴は得するようですが、悪事を働いても可愛子振って叱られるのを逃れている子奴の将来がちょっと心配です。