堺市の変人

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我が家の「リーサルウェポン」

メル・ギブソン主演のアクション映画に「リーサルウェポン」、直訳すると「途轍もなく危険な武器」「致命的な武器」ですが、「最終兵器」といった意味のようです。

最近、凡猫の行動を見ていると、「リーサルウェポン」という言葉が頭に浮かんできてしまいます。

 

凡猫は、家内が家に居るとベタベタとくっつきまわり、家内がPCを触っているとキーボードに座り込み、家内が寝ていると布団に潜り込み、家内が起き上がると「抱っこして!」と鳴きわめく・・・そんな「猫」です。

 

こいつは家内と凡犬に対しては、ベタベタな「甘えた猫」です。

しかし、預かり犬のチビ助に対しては態度が豹変します。(チビ助に対しては私によりも数倍厳しいです。)

 

チビ助は散歩に出かける時にリードを付けようとすると私から逃げてバリケンの中に一旦入りこみます。でも、その後すぐに首を出してリードを付けさせますので「わざわざバリケンに一旦入らなくても・・・」といつも思ってしまいます。(まるで儀式のように一旦バリケンへ)

 

バリケンに駆け込む前に阻止しようと、バリケンの近くに居る家内に「捕まえてくれ!」と言っても、素早いチビ助は簡単に捕獲できません。

 

今日も今日とて「バリケンに入る前につかまえて」と言っていたところ、バリケンの近くに座っている家内の膝の上で寛いでいた猫がスルリと膝から降りました。

下りるや素早くバリケンに駆け込もうとするチビ助に向かって、いきなり猫パンチ!(爪は切ってあります)

 

チビ助は猫パンチをかわそうとバリケンとは別方向に逃走、それを追いかける猫!という構図で、その日のチビ助はまんまと私の足元に追い詰められました。

 

「俺の平穏な生活を乱す奴は許さん!!」と小さな猫が一人前に言っているようです。

ワンコを蹴散らした猫は余裕の表情で再び家内の膝へ・・・

 

チビ助はこの容赦ない攻撃を仕掛けてくる猫が一番苦手なようです。

猫が近くを通る時は参勤交代に遭遇した人のように伏せて猫が通り過ぎるのを待っています。

チビ助にとっては小さな猫が「リーサルウェポン」のようです。多分成犬になってもかわりません。だって一切反撃もせず、ただ逃げ回っているのですから「トラウマ」状態です。

犬の威厳なんてこれっぽっちもありません。

 

幼い頃にこうして育った犬と猫は、犬が大きくなってもその関係は生涯変わらないような気がします。

そういえば、よく行くドッグランでも立派な体格のサル―キ―(大型犬)よりも小さなトイプー系の雑種が顔を効かせているようです。

 

人間と違って犬や猫は、自分の大きさを自覚する事の無い動物のようです。