「温泉街」
先日、旅行先で有馬の温泉街を歩きました。
昼の3時過ぎでしたが、さすが秋の観光シーズンだけあって人が狭い道に溢れ返っています。
家内と一緒にビールの立ち飲み居酒屋に入ってソーセージセットをつまみに生ビールを一杯ずつ飲みました。癖になりそうです。
真昼間からの飲酒は久しぶりです。
家内は車の運転があるから飲めないのが常ですが、今日は泊まりですので安心、宿までトボトボ歩いて帰れます。
「こんな時ぐらい昼間からお酒飲んでもいいやんな!」「贅沢やわ~」と嬉しそうにビールを口に運んでいました。何時もは、「苦い」といってビールはほとんど飲まない家内がです。
温泉に入った後の良く冷えたビールとソーセージは良く合います!!
一杯のビールで十分に楽しんだ後に、家内が温泉饅頭を買いたいと言い出しました。
湯気の出ている饅頭屋さんには10組くらいの列が出来ていました。
いつもなら「並んでまで買いたくない」という関西人気質の家内なのですが、その日はほろ酔い気分で余裕があったのか「並ぶ」と言うので、待っていると調度家内の番になったところで品切れ!
「次が蒸し上がるまで5分掛かりますがどうされますか?」との店員さんの問いかけに、勿論「待ちます」と答えて待つこと5分、待ちに待った瞬間です。
セイロの蓋を店員さんが開けると「ふわぁっ」と白い湯気が舞い上がり、蒸したての白い饅頭が美味しそうにセイロに並んでいました。
義母のために5つ包んでもらい、一つだけ食べながら歩いていました。私も一口貰いました。(甘さ控え目で結構いけます。)
饅頭を食べ歩きながら「なんかみんな幸せそうやなぁ~」と家内の一言、確かに温泉街を行きかう人々、家族連れも、カップル、女性グループ、登山帰りの方々、大人も子供もお年寄りも皆さんニコニコ笑っています。
温泉街はテーマパークのような派手さは無いですが非日常の空間、夕暮れ時も相まって、皆がニコニコ笑っている魔法の国に迷い込んだような幸せな感じです。
家内も楽しんでいたようですが、私も家内の愚痴が少ない非日常を堪能しました。