堺市の変人

堺市から情報を発信する変人親父です

終活年賀状

Yahooニュースで「終活年賀状」を取り上げていました。

記事は「人間関係を整理したい、高齢だからなど、さまざまな理由で長年親しんできた年賀状のやり取りについて考える人たちがいる」という出だしで始まっています。

 

年賀状を作るのははっきり言って面倒なものです。

現役の頃などは、31日の朝から家内と二人で一生懸命刷り上げて、出来上がったら配達業務を行っている大きな郵便局へ出しに行ったものです。郵便局の入り口で局員さんに手渡すという事を毎年繰り返していたました。

 

勿論、元旦に届くはずもなく、慌てて作っているので一言添える余裕もなく、印刷だけの年賀状、今思い返せば失礼な事をしていたものだと反省してしまいます。

家内は未だ現役ですので私が退職してからの年賀状作りは、もっぱら私の仕事になっていました。

毎年12月の初め頃に義母の分、家内の分と共に作っています。

家内は自分の分に一言添える役に徹しています。

 

「なんで年末の忙しい時に!」と思う事も常でしたが、一年で最も心改まる正月を平穏に迎えるため、日本人の心に染み付いた行事、貰ったらやはり嬉しい・・・

元旦に届いた年賀状を見ていると「お正月だなぁ」としみじみ思います。まぎれも無く立派な日本の文化です。

 

しかし、私も60を越えた頃から「いつかは年賀状終い」をしなくてはと思っています。若い人たちは、SNSやラインなどで「ハッピー ニュー イヤー」てな事も多いようですが、年寄りまで年賀状を出さなくなってしまうのも少し寂しい気がしますが、仕事に付き合いも無くなりますので利害関係からも解放されています。

 

高齢者となった今、嫌だといっても結局は一人で死んでいく事が現実味を帯びて来ました。

第一、いつかは体力的にも年賀状を作れなくなりますので、早めに準備しておくのも一考です。

少し寂しいかも知れませんが、形だけの年賀状はそろそろ終わりにしようと思っています。

 

家内にも「70歳になったら年賀状は終わりにする。」と宣言しています。

勿論、気の置けない共との交流は続けて行きますが、少しづつ身辺の整理をしておいた方が良いかもしれません。

 

「屁理屈や!元々年賀状作るの嫌いのくせに!」と反論出来ない言葉が飛んで来ます。

でも、そろそろ終わりにします。