堺市の変人

堺市から情報を発信する変人親父です

「男子」は不甲斐ない?

知人が入社希望者の面接官をしたようです。

新卒の面接だったようですが、驚いていました。

何に?「男女格差」にです!

 

彼が面接した限りですが、女子学生の方がハキハキしていたらしいです。

それに比べて男子学生は頼りないというかなんというか・・・

人事からも「男性の点数は少し甘くつけて下さい」と何処かの医学部と同じような事を言われたそうです。

 

ただ、幾ら甘くしても「採用するのは?」という位の差が男女であったようです。

女性は結婚・出産などで辞める確率が高い事を考えると、会社としても「少しでも男性を取っておかないと・・・」という考えもありますので、企業の言い分も理解出来ます。

実際、始めは頼り無くても仕事をしながら伸びて行くケースも多々あります。

 

しかし、家内の職場でも、新入社員で早期に辞めるのは圧倒的に男性のほうが多いらしく、会社としては頭の痛い事のようです。

2年前に家内の職場に来た新入社員も男性でした。彼は幸いにもまだ仕事を続けているのですが、とにかく「打たれ弱い」と家内はぼやいていました。

 

ちょっとしたミスを注意すると、落ち込んでかえってミスを重ねる始末、怒鳴ったり、強い口調で注意しなくても「注意された」というだけで気にするようです。

かといって注意しなければ、とんでもない間違いをしでかしますので、どのように伝えようかと大変だったそうです。(何度も男は頼り無いと愚痴を聞かされました。)

 

職場の同僚も「いい子なんだけど、どうやって導けばいいのかわからない・・・」と悩む事しきり、決して彼が嫌いでは無かったのですが、結局「ここでは無理」と別の部署に転勤でどうにか落着、幸い配転先は仕事量も少なく時間をかけてゆっくり勉強しながら仕事が出来るようで、今は元気にやっているそうです。(ホッとします。)

 

しかし、情けない事に彼の同期の男性社員は3人は1年も持たずに退職したようですので、家内の職場は上手くいった方のようです。

 

最近の若い人達(年寄りの常套句)は他人から叱られる事に慣れていないような気もします。

私達が子供の頃などは、悪い事をしていると近所のオヤジやオバサン(知らない人も含めて)などに良く叱られました。学校の先生から「ビンタ」をくらった事も有ります。(もう事項ですが、此方が悪いので仕方がありません。)

 

しかし、最近は他所の子に対し何か言おうものなら親が出てきて大変!

まともに子供を叱れないような親が飛び出してきます。

「叱らない教育(育児)」が流行っていますので、仕方が有りませんが少なくとも私は「叱らない教育」では、まともに育っていなかった自信があります。

 

女の子がしっかりしているのは、母親が「男の子」に甘く、同性である「女の子」に対しては少し厳しいからかもしれません。

家内も実の母親とは、よく言い合いをしています。

 

「叱らない教育」は、やり方を間違えると諸刃の刃になりかねません!

間違えれば「虐待」なんて事もありますが、「獅子は我が子を千寿の谷に落とす」という格言も有るように、厳しさを教えるのも教育です。大事にするだけが子供のためになるとは思えません。

 

要は、いかに子供の将来を心から心配するかという「愛」がポイントのようです。

社会に出て、壁に突き当たっても乗り越えていく気概を教えるのも親の役割です。

 

何時も家内に叱られている私が言うのも可笑しな話です!