「刑事コロンボ」
NHKBSの特番で「刑事コロンボ ベスト20」が放送されます。
これに先立ち、先日「刑事コロンボ」を語る座談会が放送されていました。
ファン投票のべスト20が、照会されていましたが、半世紀前のテレビドラマが、今でも根強い人気を誇っているのは驚きです。
私も「刑事コロンボ」は、必ず観ていましたので興味津々!
家内に、「別れのワインが一番かな?」と予想を語っていました。
実は、69作品のシリーズの中であら筋を覚えているのは「別れのワイン」だけです。他の作品も楽しめますが、印象が強かったのか、犯人役のドナルド・プレザンスの演技が良かったのか、犯人が悪人で無いので後味が良かったのか・・・
ピーター・フォーク演じる冴えないデカ(刑部)が、次々とパズルを解くように犯人を追いつめて行きます。
普通は、犯人が最後に判明するのが常ですが、「刑事コロンボ」では最初に犯行内容が映し出されます。
良く言われる「完全犯罪」、犯人は上層階級、今にも止まりそうなポンコツのプジョーから降りて来るヨレヨレのコートを着て安葉巻をくわえた中年のオッサンデカが、一見紳士的な犯人を追いつめて行く展開は痛快そのものです。
実をいいますと、コロンボの69作品、全て録画しダビングしています。
大の「コロンボファン」と言いたいところですが、ダビングしたDVDを見た事はありません。
えせ「コロンボファン」ギリギリですので大きな顔は出来ません。
結果、この番組の人気投票No1に選ばれたのが「別れのワイン」でした。
宝くじに当たったような気持ちになり、自慢することしきりでしたが、家内の反応は意外と冷たいものでした。
「それがどうしたの」、返って来たのは、この一言だけです。
せっかく放送される20作品、今度は高画質(ハイビジョン)での録画作戦を考えています。
「ダビングだけして観ないくせに」という言葉に耐えながらですが・・・