柿ジャム
先日、実家の渋柿を収穫しました。焼酎で渋抜きを施してやっと食べられるようになります。ご近所におすそ分けしようとしても「干し柿は作らないから・・・」と受け取ってもらえないこともしばしば・・・
焼酎での渋抜きの方法をお教えしてもやはり面倒と思われて固辞される方も居られます。
渋抜きを施した柿は富有柿より甘くなりますので残念です。(とは言っても私も富有柿派です)
せっせと渋抜きをしても量が多く食べ切れません。次々とジュブジュブの熟れすぎ柿になってしまいます。(何回かに分けて収穫しますがトータルで1,000個は越えます)
夫婦揃って熟れすぎの柿は苦手です。しかし食べ物を粗末にするわけにもいかず、途方にくれていたのですが、ジャム作りが趣味の家内が「柿でジャムを作ってみる!」と言い出しました。
柿で作ったジャムは以前食べたことがあります。一昨年に義母が作ったものを分けてくれました。しかし、義母には絶対言えませんが正直美味しくなかったです。
でも家内はクックパッドとやらで見付けた柿ジャムの作り方で作っていました。
私は以前の柿ジャムの事もあるのであまり期待していませんでしたが、出来上がったジャムは少し薄いオレンジ色をした綺麗なジャムです。(色はOK!)
少しすくってヨーグルトにかけて食べると、今まで味わった事の無い味で美味しく食べる事が出来ました。
柿の味はあまりしないのですが、ところどころマンゴーのような塊が入っていて、柿の甘さを柑橘類のさわやかな酸味でカバーしているような感じのジャムでした。(柑橘類が味を締まらせているようです)
家内に材料を聞くと、熟しすぎた柿と硬い目の柿少々、それにカボスやスダチなどの柑橘類と砂糖(30%位)を入れ、仕上げにワインを少し入れているようです。(カボスやスダチはレモンより角のない酸味だからお薦めらしいです)
熟れすぎた柿は長時間煮詰めなくても直ぐにジャム状になるから楽ちんでいいとの事、そして硬い目の柿を少し入れ食感にアクセント、この硬めの柿が柔らかくなりマンゴーのような触感になっています。
最後の方で少しワインを入れることで味に深が出るようです。
レシピでは赤ワインとなっていたようですが、家に有った白ワインで代用、でも十分に美味しく出来ていました。
出来上がったジャムはお菓子作りなどに活用できるようです。(家ではヨーグルトに入れるかパンに塗るだけですが・・・)
柿の甘みと柑橘類の酸っぱさのコラボといったところですが、このジャム、意外といけます!苺やイチジクの単品で作ったジャムとは一味違います。味の表現は難しいですが、このコラボジャムはお薦めです。簡単に作れるのも魅力です。
余談ですが、家内の友人は熟しすぎた柿と牛乳をミキサーに入れてジュースにして飲むようです。インドの飲み物ラッシーのような味になって美味、此方は砂糖も入れなくてOKらしいです。
我が家の熟し過ぎた柿も、ようやく日の目を見ました。