堺市の変人

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ジバンシィの「万年筆」

先日、実家で小物を整理していたら、一本の「万年筆」が出て来ました。

筆記具用の細長い布に入った万年筆、頭だけが見えていたのですが黒く錆びています。

そっと抜いてみると細身のシンプルなデザインで、クリップの先端に「ジバンシィ」のロゴが入っていました。

 

全体に黒くなっていますが、縦の細かなストライプで銀色をしています。

ロゴの入ったクリップだけが金色、落ち着いた風合いでキャップを閉めると心地よい音が「カチツ」と、良い感じです。

 

そう言えば、若い頃に買った記憶が甦ってきました。

町の万年筆屋さんで薦められ購入しました。

そこのオヤジの万年筆への拘りが懐かしく思い出されます。

気難しいオヤジでしたが腕は一流、「ペン先の調整」から「分解掃除」まで万年筆の事なら何でもOK!

 

「金色」よりも「銀」が好きだった私の好みを知っていたオヤジの薦めでしたが、今、手にとってみても「適度な重量感」「シンプルなデザイン」「私の手に合う細身の軸」、文句の付けようがありません。

 

気になって調べてみると、日本の「プラチナ」が作っていたようです。

プラチナのコンバーターやカートリッジが使用可となっています。

30~40年前の万年筆ですが、現行のカートリッジが使えるとは嬉しい限りです。

 

さっそく本体の錆を落としコンバーターを買ってこなければ!

黒く錆びているという事は、「銀製?」

販売当時で15,000円!

ひょっとして「スターリングシルバー(銀無垢)?」

 

手にとってみると、しっかりと作られている事が伝わって来る銀製万年筆です。

当分は、この万年筆をポケットに忍ばせるつもりです。

もう誰も使っていない筈です!