堺市の変人

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仔犬は「悪魔」

老いた預かり犬の里親さんが決まりホッと一息ついたと思っていたら、早々に次の預かり犬がやってきました。

今度は二か月の仔犬(雑種)です。仔犬は可愛いですが何をするか分かりません。預るなら成犬と常日頃から言っているのですが、世の中思い通りにはいかないものです。

 

今回は兄弟三頭で保護された野犬の仔犬、人に馴れていませんので超ビビリです。

保護当初は、バリケンの奥に三頭で固まって声も上げなければ身動きもしないといった状態だったようです。

残念な事に野犬の仔犬は捕獲されたが最後、だいたい殺処分対象になります。(人馴れしないため月齢が小さくても殺処分というパターンが多いようです)

 

私がお手伝いしている団体の代表は公認ドッグトレーナー、野犬の仔犬でも家庭犬にすることが出来ます。それどころか噛み付き犬でも引っ張り犬でもOKですので、保健所で持て余すワンコがまわって来ているようです。

殺処分一歩手前で救われた命ですので、ある意味とても強運なワンコ達です。

 

今回は三人の預かりさんで一頭ずつ面倒をみることになりました。兄弟が何時までも一緒だとそれぞれに依存してしまい良くないようです。

 

我が家に来たのは唯一の雌犬、保護されて未だ二週間位ですが、排泄はちゃんとシートで出来るようです。今日、兄弟と引き離して我が家に連れて来ましたが、バリケンの中でご飯も食べ、水も飲み、排泄もして今はグーグー寝ています。

 

しかも寝ている場所がバリケンの一番手前のタオルを敷いて寝床をセットしている場所です。

普通は怖くてバリケンの奥のほうに引き籠ってしまうのが常ですが、タオルが敷かれている場所とトイレシートが敷かれている場所の違いを既に理解しているようですので我が家の凡犬より賢い子のようです。

 

しかし、仔犬は何をするか分からない「悪魔」です。

「どうせ預かるなら仔犬の方が可愛い?」と思われる方も多いかと思いますが、仔犬は成犬より何倍も大変です。何をしでかすか全く予想出来ません。

 

トイレを認識していない仔犬はトイレトレーニングからですので時間が掛かります。どこでオシッコやウンチをするか予想できません。

以前も、家の至る所にトイレシートといった事もありました。

仔犬は「悪魔」。

 

バリケンの中でうんちをし、それを踏んでウンチまみれになって、敷物も犬もお洗濯、なんて事もありました。

リードにも慣れていないのでお散歩の練習、リードに馴れていない仔は歩きません!

仔犬は「悪魔」?

 

慣れれば慣れたで、後のハッチャケて何をするやら!

仔犬は「悪魔」!

 

でも、飼い主が諦めなければ、ワンコが少しずつ変わっていきます。

信頼関係が出来れば此方のものです。

気持ちが通じればワンコは絶対の信頼を寄せてきます。