堺市の変人

堺市から情報を発信する変人親父です

「アロハスピリッツ」

BS朝日で、「アロハスピリッツ」というテーマの番組がありました。

オアフ島のワイキキを中心に、一般の観光案内では無くハワイが観光地として開かれていく歴史を紹介したもので「アロハスピリッツとは、ハワイに生まれた誰もが持っているもの」「それは世界中の人々に愛を表すひとつの方法なのです」と語られていました。

 

「アロハ」という言葉に込められた全てを愛する心は、町角で出合う多くの人々の笑顔に触れる度に感じます。

お店に入ると「アロハ」という言葉が私達を迎えてくれます。

 

大きなショッピングセンターや免税店でも良く耳にしますが、町の小さな店でも、通りを歩いていても「アロハ」という言葉に出会います。

日本でいうと「いらっしゃいませ」となりますが、「アロハ」には「いらっしゃいませ」以上の親しみを感じ、「ハワイに帰ってきた」という気持ちになってしまいますから不思議なものです。

 

この「アロハ」という言葉に象徴される「アロハスピリッツ」や「ハワイアンソウル」といわれる愛に満ちた心は、日本の「おもてなし」に少し似ているような気がします。

日本に来る外国人の多くが日本人に「優しい人々」という感想を持っていると聞いた事があります。「ジャパニーズスピリッツ」といったところでしょうか?

 

日本人とハワイの人々、特にハワイ先住民の共通点は、全ても物に「神」を感じている事でしょうか?

日本に昔から語り継がれている神話でも多数の神様が登場しますが、ハワイも同じで

戦いの神「ク―」、生命の神「カ―ネ」、農耕の神「ロノ」、海の神「カナロア」・・・

正に多神教

後にキリスト教が入ってきますが、やはり「アロハ」の心は、先住民から脈々と伝えられてきた「全ての物に神が宿る」といった信仰が原点のような気がします。

神に捧げるフラのカヒコは、先住民の信仰そのものです。

 

今では、無宗教が60%(2010年ホノルル郡)を越えているようですが、先住民族の魂(信仰)は何時までも持ち続けて貰いたいと思ってしまいます。

 

無宗教者のオッサンの勝手な思いでした。