堺市の変人

堺市から情報を発信する変人親父です

「可哀想に」ではありません!

先週来、預り犬が歩く時に少し左に傾いていましたので心配しました。

トレナーさんからも、耳に水を入れて「グチュ グチュ」とかアドバイスを頂いたのですが、私自身の子供の頃の「トラウマ」もあり、どうしても水で「グチュ グチュ」まで踏み込めませんでした。

 

結局、先週の土曜日、獣医さんに観て頂きました。

獣医さん曰く「耳か脳が原因かな?」でも「脳に原因がある場合は、真っすぐに歩けません」といわれ、とりあえず左耳の消毒と掃除をして頂き様子を観る事になりました。

 

日・月・火と様子を観ていましたが随分と良くなりました。

一時は、座っている時も左耳だけ傾いていましたが、今は両耳がしっかり上を向いています。

歩く時にも、首が左に傾くような事は無くなりました。一安心です。

 

こんな時には、「ワンコが喋れたら」と思ってしまいます。

獣医さんに「水でグチュ グチュ」や「人間用の点耳薬でも」と家内は尋ねたようですが、やはり「絶対にダメ」では無いですが、難しい顔をされたようです。

 

ただ、トレーナーさんのアドバイスも十分理解出来ます。

今まで何十頭ものワンコを保護されていますが、保護時は多くのワンコは耳の中まで汚れているようです。

獣医さんに連れて行った時に、毎回耳の掃除をすると一回3~4千円、少ない予算では命を助けるだけで精一杯のようです。

 

よく散歩の時に「この子は保護犬です」と説明すると、「可哀想に!」と言われる事が有ります。

でも、本当に可哀想な犬は、譲渡にまわされず殺処分される多くの命です。

 

我が家の預り犬も、歳のせいか未だ里親さんが見付かりませんが、既にマイペースでノンビリ過ごしています。毛並みもピカピカ輝いています。

保護団体(個人も含め)に引き取られた時からワンコは確実に幸せを掴んでいます。

 

法整備も含めて課題山積といったような気がします。現状では「ペット後進国」をいわれても返す言葉がありません!

早く「ペット先進国」になってほしいです。