堺市の変人

堺市から情報を発信する変人親父です

犬の方が優雅?

先日の台風前は大変寝苦しい夜でした。

大気が不安定で風も強く、突然の雷や雨に注意という予報「これでは窓を開けて寝る訳にはいかない」と窓を閉め切って扇風機でしのごうとした矢先、開け放ったリビングから「ハァッ・ハァッ・ハァッ」と小さいけれど早い息遣いが聞こえてきます。

 

家内「預かり犬が暑くて息遣いが荒くなってる」と心配しはじめ、「歳やから暑さが堪えるねんなぁ」と気が気ではない様子です。

 

「犬は皮膚呼吸ができないから、暑い時は口で体温調整するから大丈夫」と私が宥めるも「いや・・でも歳やから・・」と気になって眠れないようです。

 

私は夏場でも出来るだけクーラーをつけずに寝たいほうです。

私は寒いのは苦手ですが、家内は暑がりでクーラーは平気です。(しっかり肉襦袢を纏っています)

 

まだ夏本番でもないのにクーラーなんか体が冷えてしまいます。

しかし、犬の方が大事な家内は「寒かったら布団掛けたら、犬の毛皮を剥ぐわけにはいかへんから」と強引にクーラーをつけました。

 

クーラーをつけたとたんに犬の息遣いは消え、バリケンの中を見ると気持ち良さそうに眠っている預かり犬、それを見届けた家内もやっと眠りにつきました。

 

しかし私は寒くてタオルケット一枚では到底眠れず、厚い目の布団をタオルケットの上にかけてやっと眠ることが出来ました。

 

朝起きると、いつも私が座っている長座布団の上には我が家の凡犬が脚を放り出して無防備な姿勢で眠りこけていました。クーラーの風が当たる一番気持ちの良い場所にです。

私たちが起きてきても凡犬は起き上がる気配さえ見せません。姿勢はそのままで眼だけが動いています。

「こいつ、王様みたいな生活してるな」と思わず愚痴ってしまいました。

 

雌犬ですから「女王様」といったところですが、凡犬や預り犬を見ていると時々羨ましくなる時があります。

 

犬や猫の方が心配事もなく優雅な生活をしているようです。