暴れん坊の「柴犬」
先日、預かり犬を動物病院に連れて行きましたが、その動物病院での事です。
家内が預り犬を連れ診察室に入り、私は待合室で待っていました。
小さな病院ですので診察室の話が待合室にも聞こえて来ます。
ワンコが診察台に乗せられて診てもらっているようですが、暴れる事も無く「とてもおりこうだ」と先生に褒められていました。
助手さん 「本当にこの子は大人しいですねー」
家内 「やっぱり柴犬は暴れる子が多いんですか?」
助手さん 「飼い主さんのいう事しか聞かない子が多いです」
先生 「飼い主のいう事も聞かない!甘やかしすぎなんや、絶対甘やかしたらアカン犬種やのに!」
ここまで聞いたところで思わず「くすっ」と笑ってしまいました。
先生の話によると柴犬は痛いと噛みついてくるらしいです。
きっと先生も今まで痛い目に何度も遭ってこられたのでしょう。
ですから、預かり犬は「この犬は柴犬にしては珍しい」と褒められていました。(ただのお婆ちゃん犬だけの話ですが)
因みに、我が家の凡犬は同じ動物病院に予防接種に連れて行った時、診察台に乗せられて体重を計ってもらう際、ガタガタ震えるために体重測定ができず、先生に笑われたというエピソードを持つヘタレです。
ヘタレが目立って凶暴性なんか完全にスポイルされています。結果、凡犬も「大人しい」と先生に褒められています。(ヘタレの部分は呆れられていますが)
また、以前に家内が凡犬をあるトリミングサロンに連れて行ったところ「柴犬は暴れる子が多いので、もし暴れたらトリミングは出来ません。お金も返しますので迎えに来てください」と言われ確認書にサインまでさせられたそうです。
「柴犬連れて行っただけで迷惑そうだった、感じ悪い」と家内は言い、その一回きりでそこには連れて行っていません。
それくらい動物病院でもトリミングサロンでも警戒され嫌がられる柴犬!
飼い主さんのいう事を聞くようにキチンと躾なければ病気の時にも、暴れるやらで大変な苦労が伴うと覚悟して飼うべき犬種なのかもしれません。
柴犬の名誉のために一言、
飼い主がリーダーになり、きっちり躾をすれば、これ程忠実な犬種はいません!