堺市の変人

堺市から情報を発信する変人親父です

驚異の「集中力」

先日の地震が起きた時、私達は朝食の途中でした。

天気が悪かったのでベランダでの食事はやめて、リビングでテレビを見ながら食べていましたが、家内の横には犬!

茶色と黒の柴犬が家内の手元のパンをじっと見つめていました。

私は犬にオヤツなどの余計な物は与えない主義なのですが、家内は犬に甘いため、ちょっとずつですが分け与えてしまいます。(犬の躾としてはNGです)

犬達もそれをよく知っていて食事中は家内の側を離れません。

 

そんないつもの食事風景の時に地震の揺れがありました。

我が家の凡犬は極端なビビリ犬なので、足元が動き始めたことに驚いて右往左往しています。

猫はキョトンとした表情で辺りをキョロキョロ見回していました。

私達はテレビの地震速報に釘付けになりながら揺れが収まるのを待っていました。

 

しかし、地震の揺れにも動じない奴が一匹。

預り犬の黒柴です。こいつは普段から全く空気を読みません。

先日の躾教室の時にも、悪い事をして躾のために床に押さえ付けられ牙を剥いて唸っているトイプーの鼻先を何の迷いも無くかすめて歩くという芸をしてみせました。

その他にも、仰向けに腹を出して寝ている犬の腹を平気に踏んで歩いては、寝ていた犬に唸られたり、やりたい放題です。

 

ドッグトレーナーさんには「このままだと酷く噛まれたりしますので他の犬と接するところでは目を離さないでください」と言われてしまいました。

どうも、自分がやりたい事があると、他は全く目に入らないようです。こればっかりは性格の問題なので躾でどうこうなるものではないようです。

 

地震の時も家内が持っているパンのかけらが欲しくて、じーーーっとパンを見ていて揺れなど全く気にせず、揺れが収まるまで同じ体勢で座っていましたが、この「集中力」は大したものです。

 

こんな日本犬独特の凛々しさのかけらもない預り犬、マイペースが過ぎるのか半年以上も我が家に滞在しています。

ちょっととぼけているけれど、それが持ち味!

吠えたりすることもなく飼いやすい穏やかな犬です。

 

少し歳はとっていますが、仔犬と違い成犬は性格も有る程度分かりますので、初めて犬を飼われる方でも、安心度は高いです。(失敗が少ないです)

沢山の保護犬の中から選ぶのも良いかも知れません。