堺市の変人

堺市から情報を発信する変人親父です

「萌える緑」と「燃える緑」の間

近くの緑道を歩いていると紫陽花の花が目に付きました。

白い花の中心は薄い青色、決して自分を主張していませんが、この季節の紫陽花はどうしても目に付いてしまいます。

梅雨の訪れを感じてしまう紫陽花は、やはり雨が似合います。

 

梅雨になると雨が続き気持ちも沈みがちになりますが、紫陽花の花を見ると「雨もまんざらではないな」と思わせてくれます。

この紫陽花、時期によって花の色が変わる事から花言葉は「うつり気」とは上手く言ったものです。今では「家族団欒」という意味合いもあるらしいですが、やはり「うつり気」がピッタリとくるような気がします。

 

冬が終わり春になれば、木々や草花の緑が萌えて来ます。新緑は誠に清々しく命の喜びに溢れているようです。

春が過ぎ夏になると、緑も燃えて来ます!

この時期に山に入ると、木々や草花はむせかえる様な緑、溢れ出る生命感に満ちています。

大自然の命の逞しさを堪能させてくれる季節です。

この圧倒的な生命力に触れると、人のひ弱さを実感させられます。

 

「萌える緑」と「燃える緑」の丁度間にある紫陽花の季節、最高の演出です!

今日目にしたのは、「ホンアジサイ」、日本・ヨーロッパ・アメリカで栽培されていますが、ヨーロッパで品種改良されたものは「セイヨウアジサイ」と呼ばれているようですが、元々は日本の「ガクアジサイ」が起源となっているようです。

 

恥ずかしながら、紫陽花は日本固有の花だと思っていました。

海を越え海外で観賞されているというのは、ある意味で誇らしい気がしますが、西洋の花のような派手さが無く観ていて心が落ち着いて来るように感じていましたので、てっきり桜のように日本の花と思い込んでいました。

 

この紫陽花、「毒」のある品種もあるようですが、「綺麗な花には毒がある」そのままです。

毒があっても綺麗なものは綺麗です。今年の梅雨もいろんな場所でいろんな色の紫陽花に出会えるのが今から楽しみです。