堺市の変人

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「マンションの大規模修繕」

最近、雑誌や新聞でマンションの大規模修繕の記事が続けて掲載されていました。

最初に目に付いたのが、5月19日発行の週刊ダイヤモンド、「マンション大規模修繕工事は“12年周期”が決まりという誤解」です。

 

私もマンション住まいですので、一応「大規模修繕」という言葉は知っていましたが、記事を読んで驚きました。

マンションの大規模修繕は、今の相場で一戸当たり100万円といったところらしいです。(日経新聞

という事は、100戸のマンションで1億円、どんなマンションでも積立金を貯めて対応していますが、この周期が12年~17年と大きな差があるようです。

当然、大規模修繕の周期を15年なり17年にすれば、億単位の節約が可能という事です。

 

一級建築士の方が言っておられるのは、「鉄筋コンクリート造りの建物はとても頑丈で・・・多くは10年や20年で修繕を要する事態にはなっていない。」「12年は“不経済な過剰工事”だと私は思っている。」といった内容でした。

外装がタイルの場合、定期的に全面打診等の調査が義務付けられているようですが、これも足場を組まずに、赤外線サ―モグラフィーによるカメラでの調査報告でも認められる事が多くあるようです。(安くつきます!)

 

5月19日の日経新聞には、「マンション修繕、目立つ誤算」という記事が、5月31日の同じく日経新聞には、「マンション修繕、高すぎるかも」という記事が続けて掲載されました。

修繕積立金では足りず、積立金の増額や一時金、金融機関からの借り入れ等を行うマンションも増えて来ているようです。

大規模修繕工事の費用も業者によって2倍近く差が出る事もあるようです。

 

マンション住民で十分に話し合い、大切な積立金を必ず必要で無い修繕に使わないようにするのが得策です。

私のマンションもそろそろ大規模修繕の話が出て来る時期に来ています。

住民の意向を管理組合がまとめ、明確に管理会社に伝えていく事が大切なようです。

 

困った時には、公益財団法人「住宅リフォーム・紛争処理支援センター」や同「マンション管理センター」などで、助言を受けられるます。

良心的な管理会社がアドバイスしてくれれば問題は無いと思いますが、疑問に思ったら声あげなければ積立金がどんどん上がってしまいかねません!