堺市の変人

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「家族になろうよ」

先日、NHKで「家族になろうよ」という番組を放映していました。

保護犬や保護猫を紹介して家族を募集する番組なのですが、ドイツの番組を真似て作成されたらしいです。

 

ドイツではテレビで保護犬の家族を募集する番組が20年くらい前か続いており、出演した犬猫の80%に家族が見つかるようです。

 

「昨年、日本で殺処分された犬猫の数は約56,000頭、一年間にペットショップやブリーダーさんから購入されていく犬猫が60~70万頭らしいので、10人に一人が保護犬を飼うことを選択してくれたら殺処分の犬猫は無くなる計算です」と保護犬や猫の現状を取材してきた朝日新聞の記者さんが言っておられました。

 

ペットを飼うためには「ペットショップで買う」という選択しかないと思っておられる方も多いのではないでしょうか?

こうしてテレビで放映されることで「保護犬を引き取る」という選択肢があるということを多くの人に知ってもらえるという事がとても重要に思えます。

 

家の凡犬も元々は保護犬、徳島県で二匹で彷徨っているところを保護されたそうで、推定4歳で我が家に来ました。

成犬の保護犬を迎えるという事はとても良い点もあります。

それは「性格がわかっている」ことと「大きさがわかっている」という事、

我が家のようにマンションで、飼育できる犬の大きさに制限がある場合などは、純血種の犬ならどの位大きくなるか分かるのですが、雑種の子犬だとどれだけの大きさになるのか分かりません。

将来の介護の事なども考えると、大きさが分かるというのは重要なポイントになります。(生涯飼い続けるためにも重要です)

 

「性格がわかっている」という事は「穏やかな犬がいい」「元気で一緒に走り回りたい」など、犬との生活をしていく上での色々な希望にジャストフィットする犬を選べるという事です。

ただ、慣れない場所では、大人しかったのに慣れてくると「ハッチャケル」のも居ますので少し注意が必要です。

 

仔犬は確かに可愛いです。しかし、迎えた成犬が徐々に心を開いていくのを見るのはとても嬉しいものです。(少しの間に驚くほどワンコは心を開いてきます。ワンコの増えていく笑顔に飼主の心も和みます)

 

凡犬も最初は無表情な犬でした。ト―レーナーさんから「この子は一度も可愛がられた事が有りません。思いっきり可愛がってあげて下さい。」を言われた程寂しい顔をしていました。しかし、今では散歩から帰ったらリビングで走り回るくらい楽しそうなところも見せてくれます。(家内が余り可愛がり過ぎるようで、少し我儘な傾向があります)

 

今預かっている犬は11歳くらいのシニア犬ですが、毎日よく寝て穏やかに過ごしています。子供・お年寄り誰に対しても穏やかに接しますので、散歩している時に「おりこうですね」と良く褒められます。

 

保護犬を飼うというと「捨てられて心に傷があるのでは?」「懐かないのでは?」などと心配される方も多いかと思うのですが、犬は今を生きている動物です!

家族に迎えて一緒に暮らしていると時間の長短はあれ、どのワンコも必ず笑顔で懐いてくれます。(喜びの表現の仕方はそれぞれですが)

 

「犬を飼いたい」と思われている方は選択肢の中に「保護犬から迎える」というのも有りだと思います。

犬ほど損得無しに飼主に忠実な生き物は居ません!

きっと人間よりも!