堺市の変人

堺市から情報を発信する変人親父です

「手紙」の力

最近は電話をかける若者が少なくなっていると聞きます。人との連絡は「ライン」や「メール」が電話にとって代わっているようです。

ラインは「直ぐに返事しなくては仲間外れになってしまう」みたいな強迫観念に駆られてスマートフォンが手放せない若者も多々居るとも聞きます。

 

ラインも今では大切なコミュニケーション手段ですが、電話に出て直接人と話すのは苦手な人も増えているようです。

ラインでコミュニケーションが濃厚になっているようにも思えますが、実は人との繋がりが希薄になっているような感じがします。会話が苦手な人も出て来ているようです。

 

今日、家内の元に一通の手紙が届きました。疎遠になっていた幼馴染からの手紙です。

家内は「手紙なんて珍しい、何書いてきたんやろ?」と言いながら仕事鞄を置くのももどかし気な様子で封を開けていました。

そして手紙を読んだと思ったら即、返信用の便せんと封筒を探し始めました。

しかし、手紙なんてほとんど書かない家内には気の利いた便箋や封筒なんて探してもありません。

 

「昔、可愛い便箋とか買ってあったのに、どこにやったかな?」と言いながらも諦めて、味もそっけもない(可愛くない)私の便箋と封筒を使って返信を書いていました。

 

普段はメールの返信ですら面倒くさがる家内が、手紙を受け取って即返信を書くなんてありえない行動です。

それだけ手紙には、メールやラインに無いインパクトが有るようです。改めて手紙の魅力を感じました。

家内は10数年ぶりに幼馴染と会う事になりそうです。

下手くそな字でも手紙を書く事で疎遠になっていた人との距離が近づく事もあるようです。

 

今は出す当ても無い手紙ですが、便箋と封筒、切手と万年筆を揃えておこうと改めて思いました。