堺市の変人

堺市から情報を発信する変人親父です

ペットは幸福?

今日、家内が「のどぐろのみりん干し」という珍味を職場の方からお土産に頂いてきました。

珍しいので義母と半分づつし残りをラップに包んで家に持ち帰りキッチンカウンターの上に置いておきました。

 

ふっと凡猫を見ると動きが変です。いつもは登らない流し台の上に乗ったり食器棚の引き出しを覗き込んだりしながら鼻をクンクンさせています。

家内は「なんかこの子、ようすが変や」と言いながらも、キッチンカウンターの上に置いた珍味のことはすっかり忘れ「おかしいなー」と不思議がっています。

 

じっと猫を観察していると珍味を見つけ出し一生懸命匂いを嗅いでいます。

家内は慌てて「アカン!」と言いながらニャンコが口を付ける寸前に取り上げましたが、その後もキッチン辺りをクンクン・・・

 

「猫は暗闇でも人間の6倍光を感じる事が出来ますが視力は人間の6分の1と目自体は悪いので匂いを嗅いで確認している」とこの前テレビの動物番組で解説しているのを聞いたことがあります。

 

我が家の凡猫は「刺身」や「動物系の肉」等には一切興味を示さないという変り種です。

以前は大好物の「煮干し」や「魚系の猫缶詰」を時々あげていました。(私は犬にも猫にもオヤツをあげた事はありません)

ただ、肝臓が弱く直ぐに膀胱炎になるので「結石が出来易いのでフードは療法食にして下さい、オヤツも厳禁です」と動物病院の先生に指導されからは、美味しく無さそうな療養食を食べています。「結石」騒ぎ以来、犬猫に甘々の家内も猫にだけは決してオヤツを与えていません。

ちょっと可哀相にも思えるのですが、元気で長生きしてもらうためには仕方がないと家内も諦めているようです。

 

私が子供の頃は、ペットには人間の食べ残しを与えていました。

今では多くのメーカーから年齢別、体質に合わせた療法食等、物凄い種類のペット用フードが提供されています。

短命ながらも自由に美味しい物を貰っていた昔と比べ、確かに長生きですが外を自由に歩く事も無く美味しい物は一生食べられない現代を考えると、ペットにとってどちらが幸福なのか?

 

煙草を未だに止められないオッサンには難しい問題です。