堺市の変人

堺市から情報を発信する変人親父です

「SONG TO SOUL」

TBS系で「SONG TO SOUL」という歌番組があります。

いつまでも歌い続けられる世界の名曲を紹介する番組ですが、好きな曲があれば録画して楽しんでいます。

多くの名曲が取り上げられ、曲のヒットに至るまでのエピソード等が興味深く紹介されますので新しい発見があって楽しいです。

 

今回は、カーペンターズの「青春の輝き」でした。

さすがに、ヘレンの歌声には何時聴いても感心させられます。特に全く無理なく豊かに聴こえてくる中音から低音には参ってしまいます。

歌を歌っているとういうよりも、語っているような自然な表現は、ちょっと他では聴かれないと思います。ビートルズが世界一のボーカルと絶賛したのも頷けます。

 

そして、兄リチャードの才能がいかんなく発揮された絶妙のアレンジが独特のサウンドを響かせています。(この番組を見て初めて知りました)

この曲は、もともと、シンガーソングライターのアルバートハモンドの作曲ですが、リチャードのアレンジにより、流れるようなカーペンターズのサウンドが実に耳に心地良く響きます。

 

「私のポケットには良いアイディアがたくさん詰まっているわ

けど そのどれもが今夜の私を慰めてくれないの

午前4時なのに 目は覚めていて

そこに友達もいなくて

たった一つの希望にしがみついている けど 私は大丈夫・・・

気付いているわ 恋をしなきゃって」

と歌い上げるヘレンの気持ちがそのまま等身大で歌詞になっているように感じました。

 

このカーペンターズを代表する名曲も、アメリカでの発売当初は鳴かず飛ばず、日本で放映されたドラマ「未成年」(1995年)のエンディングテーマで大ヒットを記録し、後にアメリカでのヒットとなったようですので驚きです。(因みにこのドラマのオープニングテーマは、同じくカーペンターズの「トップ・オブ・ザ・ワールド」です)

 

カーペンターズと言えば妹カレンの歌声に気を取られがちでしたが、リチャードのアレンがガ無ければ世界的なヒットを生んだサウンドは無かったと改めて気付かされました。