堺市の変人

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映画「フォレスト・ガンプ」

久しぶりに家内と二人で映画鑑賞をしました。と、いっても映画館では無く家でダビングしたのを観賞したので「お家映画」です。

フォレスト・ガンプ/一期一会」、1994年のアメリカ映画、監督は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で有名なロバート・ゼメキスです。

 

第67回アカデミー作品賞・監督賞をはじめ6部門を獲得しています。

内容についてはあまりにも有名なので割愛させていただきますが、内容的には突飛でたいした事はないと思いつつ何故か最後まで見てしまう映画という感じです。

やはり脚本の良さと主役のトム・ハンクスの演技の上手さ、ジョン・F/ケネディジョン・レノンと主人公との共演などの視覚効果が鍵となっているようです。

 

主人公のフォレスト・ガンプが自分の半生を人に語る形で物語は進んでいくのですが、色んなエピソードが散りばめられていて、まるで短編の映画をいくつも見ているような感じがします。短編集的な映画故に見ている我々はまさに聞き手役の俳優同様に「それで?その後はどうなったの?」という気持ちにさせられてしまいます。話の節々にその時代に起きた象徴的なニュースを映像を含めて織り込んでいますので、同じ時代を生きて人は「あぁ、こういう事件あったよなぁ」と懐かしく思い出しますので飽きません。142分という長い上映時間も長さを全く感じる事がありません。

 

映画の中で出てくる「人生はチョコレートの箱、開けてみるまで分からない」という有名なセリフは「アメリカ映画の名セリフベスト100」の内の40位に入っているそうです。

 

もう24年も前の映画ですが、少しも古さを感じさせない名作でした。

CG(コンピュータ・ギラフィック)の技術が向上してからのアメリカ映画はCGが目に付き、中身もう一つという映画が多くなったような気がし、わざわざ映画館まで足を運ぼうという気が起きません。

 

映画の基本はやはり脚本と俳優の演技、細部にまで神経が行き届いた映像・・・

目新しさを追うのではなく、以前のアメリカ映画のように感動を呼ぶ映画をまた作って欲しいものです。

映画の中での鳥の羽が舞うシーンが、冒頭と終わりに出て来ますが、北野武が「あのシーンだけで自分の映画が一本撮れる」と語っています。映像へのこだわりも並大抵では無かったようです。

 

因みに、映画に出てきた「ババ・ガンプ・シュリンプ」をモチーフにしたシーフードレストラン「ババ・ガンプ シュリンプ・カンパニー」(日本に3店舗)のエビ料理は私の口には合いませんでした。