堺市の変人

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ブルース・安富祖貴子

以前に紹介しました「安富祖貴子」、2011年に発売された「ブルース」を聴きました。

ブルースと言えばアフリカ・アメリカンの心の歌!

綿花栽培に従事していた黒人奴隷が、厳しい生活の苦しみと哀しみを歌い一時の救いを求めたという印象があります。

昔、南部のニューオーリンズでは、日曜日には広場で黒人が歌い踊っていたようです。

 

ジャズの源流とも言われるブルース、アルバムを目にした時から是非聴いてみたいと思っていました。

ようやく、お店で注文、昨日ゲット、今、聴いています。

やはり思いは的中、安富祖の歌うブルースは歌心満点です。

日本でこれ程ブルースをソウルフルに歌い上げる歌手は彼女の他には思い当たりません!

 

沖縄出身の彼女ならではといった、日本人離れした声には暗さと力強さ、キラッとした輝きが入り混じった深みがあります。

ただ、アイドル系の歌(声)とは全く異なりますので、美しく綺麗な声を求める方にはお薦め出来ません。きっと退屈されるでしょう。

しかし、楽しい事だけで無く、苦しみや悲しみを噛み締めたいのなら絶対にお薦めです。

 

「セント・ルイス・ブルース」「レフト・アローン」「朝日のあたる家」「朝日のごとくさわやかに」「アメイジング・グレイス」等、知っている曲が出てくれば、もう溜まりません!

安富祖貴子のソウルな歌声を想うと、出るべきして出てきた原点回帰のアルバムです。

 

次は、ウイスキー片手にゆっくりと聴いてみようと思っています。