堺市の変人

堺市から情報を発信する変人親父です

「今なんて言いました!」

先日、犬の躾教室に行った時の事です。

いつもは家内だけが犬達を連れて行っていますが、寒い時期、路面も心配でしたので「たまには行ってみるか」と思い一緒に出掛けました。

 

躾教室と言っても「今日はこれをレッスンします」といったものではなく、ドッグランや室内で犬を自由にし、その場その場で出てきた問題にどう飼い主が対処するかをトレーナーさんに教えて頂くといった形式の教室です。(勿論、日頃の悩みにも答えて頂けます)

 

時には犬同士で喧嘩という事もありますが、参加している飼い主さん達が「喧嘩の納め方も勉強」と思っている方ばかりなので、飼い主さん同士で揉めることはありません。

 

躾教室では犬が悪い事をした時、その場で直ぐに叱るのが原則なので、近くに飼い主さんが居なくても悪い事をする犬が居たら、自分の犬でなくても参加者の皆さんがきっちり叱ってくれます。

 

「家の犬になんて事を」と文句を言う飼い主さんは一人もいません。と思っていたら先日文句を言う飼い主さんが一人居ました。

何を隠そう家の家内です!

 

その時は、ドッグランに出たい犬がランの入り口の前で扉が開くのを今か今かと出走前の競走馬のように待っていました。

それを見たトレーナーさんは、扉が開けば飛び出そうとする犬を足で払いながら「人の許可を得る前に出てはいけない」ということを教えようとしていました。

 

その犬達の中に我が家の預かり犬が居ました。預かり犬は12歳という歳にも関わらず、二歳や三歳の若い犬達の先頭に立ってランに出ようと待ち構えていましたので、足で払われていたようです。

 

それを見た家内が「〇〇(預かり犬の名前です)を蹴らんとってください」とトレーナーさんに向かってボソッと言ってしまったのです。

それを聞いたトレーナーさんから「今、なんて言いました?」との鋭い声が返ってきたそうです。呆れたような顔とともに!

 

家内はすぐに「しまった」という顔をして何かごにょごにょ言って誤魔化していましたが、トレーナーさんの呆れ顔はそのままでした。

 

家内も自分の犬が躾けられているのを見ても平気なようですが、預かり犬はお婆ちゃんなので「あまりキツイことはしないであげて」と思ってしまったようです。

後から家内は「しまったと思ったわ」と反省しきりでした。

 

「悪い犬は居ません!悪い飼い主が居るだけです!」、トレーナーさんの声が聞こえてこるようです。