堺市の変人

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クリフォード・ブラウン

クリフォード・ブラウンは、チャーリー・パーカーソニー・ロリンズというジャズサックスの巨星と共演していたジャズトランペットの名手です。

1956年に25歳の若さで亡くなっていますので、演奏活動は僅か6年位です。

 

彼の「クリフォード・ブラウン ウィズ ストリングス(1955年)」、私はジャズトランペットを聞きたくなったら、必ず手が伸びてしまう名盤です。

ストリングス(ヴァイオリン・チェロ等の弦楽器)をバックに心地よく飛んでくるトランペットの音は情感もたっぷり!

どこまでも伸びきった音に酔わされるという思いです。

 

ウディ・ショウの「ユナイテッド(1980年)」、マイルス・デイビスの「オリンピア(1960年)」共々、私にはお気に入りの一枚となっています。(ディジー・ガレスピーの「グル―ヴィン・ハイ」は迫力もありスピード感も最高ですが、録音が古いのが惜しまれます)

 

残されたアルバムは、活動期間が短いため少ないですが、この「ストリングス」をはじめ「スタディ・イン・ブラウン」「クリフォード・ブラウン=マックス・ロ―チ+2」「ザ・ビギニング・アンド・エンド」・・・聴き応えのある名演が揃っています。

トランペットとドラムの名手が揃ったマックス・ロ―チとの共演も捨て難いものがあります。

 

それにしても、この「ストリングス」、60年以上前の演奏ですが、最近のジャズを聴いても此の演奏を越えるものは少ないように思えます。

やはりジャズは、情感たっぷり、汗を感じるような演奏が聴ければ最高です。