堺市の変人

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紳士のスポーツ「ノルディック複合」

今回のピョンチャンオリンピックノルディックスキー複合個人ノーマルヒル渡部暁斗選手が二大会連続で銀メダルを獲得しました。

「今回は金メダルかな」と期待したのですが、「最後は彼(フレンツェル)の方がスピードがあったんで完敗かな」と相手の強さを認めている渡部選手のコメントは大したものだと感じ入りました。

 

競争相手の選手、打ち負かされた相手を讃える言動に真のスポーツマンシップを見るようで爽やかな思いがします。

もともと、「ノルディック複合個人」は、個人競技でありながら先頭を複数の選手が競った時には、風を受ける先頭を順に入れ替わるという紳士協定があるようです。

 

ラグビーでも、「ノーサイド」という言葉が使われます。最近はラグビー発祥地のイングランドでも「フルタイム」という表現に替って来ているようですが、「試合が終われば勝利の側も敗者の側も無い」という崇高なラグビー精神を表す仕合終了の「ノーサイド」、せめて日本では使い続けて欲しいものです。

 

今回の冬季オリンピックでも、スポーツマンシップやオリンピックの精神はどうなっているの?と首を傾げたくなる場面があったのは残念です。

ただ、この事を一選手の問題として片付けてしまうのもどうかな?という思いがして仕方がありません!

その国のスポーツ団体の姿勢が選手の行動として表面化しただけのような気がします。

国の品格が問われているのでは!

 

今回もドーピングや政治利用かなと思わせるような場面がありましたが、これからも「平和の祭典」とも言われるオリンピックが国や人種、宗教の垣根を越えた純粋なスポーツの祭典であり続けて欲しいものです。