堺市の変人

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レジェンド「葛西」

ピョンチャン冬季五輪の開会式前に行われたスキージャンプ男子個人ノーマルヒル予選で、葛西紀明選手が予選を通過し本選進出を決めたとのニュースが流れました。

 

世界中から最高のジャンパーが集まってくるオリンピックですが、普通ならとっくに全盛期を過ぎている45歳の葛西選手の活躍は、若い選手の活躍に倍して「エール」を送りたくなります。

 

スキージャンプの最高齢記録を塗り替え続けている葛西は、正真正銘の「レジェンド(伝説)」です。

ここまで来れば50歳になっても60歳になっても飛び続けてもらいたいものです。(ちょっと無責任ですが)

 

葛西選手の日頃の練習は、若者以上の量をこなしているということですので、ひょっとしたらと期待してしまいます。

いつか引退の時も来るでしょうが、それまで応援していきたい選手ナンバーワンです。

 

今回の予選では、ジャンプスーツの前チャックを閉め忘れたままでのジャンプだったようですが、ジッパーを閉めていたら後5メートルは伸びていたようです。

それでいてオリンピックの予選通過ですから、正に「レジェンド」そのものです。

世界のジャンパーが一目を置くのも頷けます。

 

莫大な開催費や過熱化する召致合戦、ドーピング問題や行き過ぎたナショナリズム、商業化した運営等、首を傾げたくなるような多くの問題を孕んでいるオリンピックですが、スポーツマンシップの原点に帰り、お金を極力かけずに簡素なオリンピックが出来ないものかと無責任にも考えてしまいます。

 

そんな中での葛西選手の活躍は、正に一服の清涼剤のようです。「ガンバレ葛西!」

 

家内との話の中で「僕もたまにジッパー上げるの忘れるで」と笑って言ったのですが、「あんたと一緒にするな」と冷たい一言が返ってきただけでした。