「ブレンドのブレンド」
コーヒーの豆は、近くのショップ「ジャマイカ」でブレンドの「ヨーロピアン」を愛飲してきました。
ずっとサイフォンでコーヒーを点ててきましたので、少し苦みが残りながらもローストしたこおばしさが味わえるよう、沸騰させずに比較的弱火で時間をかけて注出し、お客様にも「美味しい」と喜ばれて満足していました。
しかし、母の施設への入所が決まり生活パターンが変わった事から、ここ一年位はコーヒーメーカーを使ってコーヒーを点てる事が多くなってしまいました。
同じ豆で同じ粗さでも、点て方が違うと味も違ってきます。コーヒーメーカーですとどうしても時間をかけてという調整が出来ませんので味が「軽く」なり過ぎてしまいます。
ものはた試しと深い焙煎の「ストロング」に豆を変えコーヒーメーカーで作ってみると、これが大正解でした。苦味の中にもこおばしさが残り、コーヒーを飲んだ後に水を飲むのが惜しまれるといった感じです。
さすが「ストロング」!コーヒーを飲んだという実感が大きいです。
しかししかし、今度は「ストロング」の荒々しさが気になるようになりました。
この「ストロング」、味がしっかりしていて、ちょっとしたホテルで飲むコーヒーよりも私には美味しく感じられます。コーヒー好きのためのブレンドといった豆ですが、心持ちソフトに出来ないかな?と思ってしまいまいた。
それではと、今度は少し軽めの「ヨーロピアン」と「ストロング」を1:2にブレンドしてコーヒーメーカーで作ってみたのですが、これが大正解!
「ブレンドのブレンド」といったところですが、しっかりしたコーヒーの味、こおばしさが残る後味に今では満足しています。
ただ、「ブレンドのブレンド」は、風味が違う豆でやると味か喧嘩をしたり相殺される事もありますので、基本は同じ系統の豆で焙煎度合いが違うものを混ぜた方が無難です。
コーヒー店の店長に「二種類の豆をブレンドして貰う事は可能ですか?」とお尋ねしたところ、快くOKを頂きました。