「太秦ライムライト」
何年か前に見た映画ですが、なぜか忘れらずに頭に残り気になる映画でした。
最近、放映していましたので改めてじっくり観ました。
名斬られ役の「福本清三」!5万回切られた男を主人公にこの映画は、「どこかで誰かが見ていてくれる」という副題そのもので、脇役の地道でありながら一徹な生き方が描かれたに映画です。
もう一度観たいと思わせる映画が少ない昨今ですが、この作品は必ずそう思わせてくれます。
ストーリーは観てからのお楽しみ、福本清三演じる香美山清一の生き様に感動してしまいます。
4年程前に封切られた映画ですが、脇役にスポットライトを当てたこの映画は海外でも評価が高く多くの賞を受賞しています。
チャップリンの「ライムライト」をモチーフにしていますが、殺陣(チャンバラ)の挌好良さは特筆ものです。
勿論、「ライムライト」と同じくホロリさせるシーンも多いですが全く嫌味がありません。
一般にリメイク版は、本作を越えられていない事が多いですが、これは全く別物!
独自の世界を表現していますので、チャップリンに決して負けていません!
近年、観たいという映画が少なくなっているような気がしていましたが、隠れた名作!
私には忘れられない映画となっています。