堺市の変人

堺市から情報を発信する変人親父です

浸って来ました「沢登り」

久し振りに六甲山「白石谷」に行ってきました。

今回で3回目ですが、この季節は初めてです。

もう1ヶ月もすると、雪が積もりアイゼン・ピッケルが必要になり相当タフなルートになりますが、まだどうにかアイゼン無しで登れます。(天候が悪いと絶対に無理ですが)

 

有馬から魚屋道北コースを1時間位登ると、紅葉谷への分岐、案内の道標とベンチを横目に500メートル余り降りると谷筋に出ます。

北(右)に行くと六甲有馬ロープウェイの有馬温泉駅にです。

以前はロープウェイ駅から沢筋を登っていたようですが、いまは崩壊で通行止めになっています。

 

ルートを左にとり紅葉谷コースをしばらく登って行くと白石谷への分岐です。

ここからがいよいよ白石谷に入ります。

今回は六甲最高峰まで4時間位要しましたが、白石谷に入るとさすがに雪が残っています。しかし、慎重に歩けばアイゼン無しでも大丈夫でした。

 

ただ、この白石谷ルートは、ほとんど人が歩いていないため踏み跡よりも木に巻かれているテープ(赤・青・黄色等)が頼りというものですから、単独行はあまりお薦めできません。

紅葉谷ルートは登山客によく利用されていますが、白石谷に入ったら他の登山客に出会う事は有りません。というよりこれまで3回このルートを登りましたが、人に出会った事は一回もありませんでした。

 

静かな谷ですので、文句無しにゆっくり出来ます。白石滝では3段に落ちる滝を眺めながら20分程のんびりしました。

白龍滝・大安相滝を眺めながらの遡行ですが、滝や堤は巻いて(迂回して)行きますので滝を避け登っては沢筋に戻ると言った具合で結構体力を求められます。(私は日頃の運動不足をペースの遅さで補い誤魔化しながら歩いています)

 

最後の沢筋から離れる分岐の所で昼食、パン(コッペパンのアンコとマーガリン挟み)と暖かいお茶で30分位休みました。

食後、煙草を一服、久し振りに忘れかけていた「山の歌」を歌っていました。(何年も歌っていませんでしたので声は出ませんでしたが)

 

温泉に行くと「お湯に浸(つ)かる」とか「温泉に浸(ひた)る」とかいいますが、今回は一人でしたので「山(沢)に浸る」といった感覚で、沢登りを十二分に堪能出来、充実感もたっぷりでした。

 

最高峰直下の登りは「雪」、歩いていると「ギュッ ギュッ」と雪が締まります。他愛も無い事ですが、この雪が締まる音を聴いていると楽しくなってきます。気温が高いと「グッ グッ」といった低めの音ですが、気温が低くなると「キュッ キュッ」と音が高くなっていくような気がします。

 

30~40分ひたすら登ると六甲最高峰!

ハイキング客が沢山居られましたが、私は煙草とウィスキーで自己満足最高潮!

 

今回はワンコを連れて行きませんでしたので完全にマイペース、有馬へも久し振りにルンルン気分で楽しく下れました。