「お座り」訓練中!
預り犬(12歳位)もすっかり家に慣れリラックスしているようです。
散歩の時も「この速さでいいの?」とアイコンタクトをとって来ます。
無駄吠えも無く、他の犬や人に吠えるといった事も有りません。
新しい名前も覚え、ゴミ袋を漁ろうとしても「コラッ」と言えば止めます。
夜はバリケンに入れていますが、扉を開けたままにしていてもお家の中で静かに寝ています。
さすが歳をとっているだけあってチャカチャカしたところは全くありません。
保護した時の検査でも、フィラリア陰性、お年寄りが可愛がっていたのかな?
問題行動は全く無し!飼いやすいワンコです。
ただ、「お座り」は教えられていなかったのか出来ません。
今は散歩に出かける時や家に入る時なんかに必ずお尻を押さえて「お座り」、「オスワリ、オスワリ」と言いながらワンコの頭を撫でるという事の繰り返しです。
「お座り」と言えばワンコが従うまで気長に続けようと思っています。
「もう歳だからそこまで躾なくても!」「可愛そう!」という声もワンコ仲間からあります。
「歳なのに可愛そう」という気持ちも分かります。このままでも何の支障も有りません。
ただ、私の思い込みかも知れませんが、「犬が自由にする事がワンコにとって本当に良い事か?」といった気持が有ります。
飼主(り―ダー)の指示に従い、従ったら「褒めてもらえる!」、ワンコはその時に最高の笑顔で応えてくれます。
犬そのものが人間の命令に従うよう狼から長い時間をかけて品種改良されて来ました。
人間に寄り添い命令に従うようDNAそのものが変わって来ています。
「可愛い、可愛い」だけで育てられた犬は、一見自由で良さそうに見えますが、それは犬本来の特性から離れているような気がしますし、反対に「ストレス」が増し「無駄吠え」「飛び付き」といった問題行動も「可愛い、可愛い」だけで育てられた犬に多いようです。
保護犬が最後を迎える時に、「幸せ」を少しでも感じられるよう、私なりにこの子と真正面から向き合い躾ていくつもりです。
「躾」は、飼い主が諦めた時に終わってしまいます。とトレーナーさんに言われますが、良い子ですから必ず出来るようになると思っています。