「カツ丼」の小さなお店
堺東駅(南海線)の駅前商店街、通りから少し西に入ると、小さな「カツ丼」屋さんがあります。
カウンターだけで8人で満席という、それは小さなお店ですが、食事時にこの界隈をうろついているときには必ず寄ってしまいます。
ご主人が丼ぶりを作り、奥様が注文を聞いたり丼ぶりを出したりされていますが、お二人の手際の良さには驚かされます。
先ずはご主人、手際良くカツを油に放り込むのもリズム感満点、上げたカツを切る様もセラミックの包丁が気持ちよく「サクッ、サクッ、サクッ」と音をたてています。
極めつけは、卵をカツ丼鍋に入れる手際の見事な事!
割った卵を2~3回箸でまぜ、流し入れるのではなく一気に溶き卵を放り込むといった仕草は「さすが職人!」と思ってしまいます。
奥様は、これまた手際よく注文を聞き、配膳・お会計と「カツ丼」作り以外を一手に担当されているようですが、無駄な動きが一切ありません!
それに、忙しい中でも「愛想」抜群です!
昼時は何時も満員で前の人が食べ終わるのを待って順番に、といった事もちょいちょいありますが、少し厚めのカツの歯応え、噛むと豚肉の味が口に広がります。
なにより、甘口で無い味付けが気に入っています。
お店の名前は「まるは」(○の中に はの文字)、一杯620円ですが癖になります。