堺市の変人

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「FLIGHT TO DENMARK」(デューク ジョーダン)

今、流れているのは、デューク・ジョーダンの「フライト ツー デンマーク」,少しのんびりしたい時なんかにはうってつけのCDです。

 

オスカー・ピーターソンのピアノは、粒立ちが良く「WE GET REQUESTA」なんかは何時聴いても「オシャレ」!と感じ入ってしまいます。

 

アーと・テイタムの「アート・テイタムベン・ウェブスター クァルテッド」は、テナー・サックスとピアノの掛け合いが絶妙で分厚いサックスの音と切れの良いピアノ、さすがアート・テイタム、クラシックの巨匠達(ピアノのホロヴィッツや指揮者のトスカニーニ)が、わざわざ聴きに行き、ホロヴィッツに「この人がクラシック界に居なくて良かった。私のする事が無くなる。」言わしめた事も頷けます。

 

ピーターソンやテイタムほど有名では無いかも知れませんが、デューク・ジョーダンのピアノは「いぶし銀」という表現が当たっているかも知れません。

私は、彼のピアノを聞くと「暖かみ」を感じます。そうデジタルよりアナログ的な感覚です。

音楽喫茶をやっていた時、このCDを流すと「このピアノは?」と良く聞かれたものでした。

 

ジョーダンのCDでは、「フライト ツー ジョーダン」の方が評価が高いようですが、ピアノのパートが多いのか「フライト ツー デンマーク」は、心地よく耳に入って来ます。ピアノの音を堪能出来ること請け合いです。

 

技巧派でも無く粒立ちも良いとは言えませんが、それが、かえって「暖かみ」を感じさせるのだと思います。

 

「CDを沢山持っていても、何時も聞くCDは決まってしまう。」というのが常のようですが、私にとっての「フライト ツー デンマーク」!

ついつい手が伸びてしまいます。