堺市の変人

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家内の結婚式

今日のNHKの番組「Coolジャパン」の題材が「結婚」でした。

その中で、日本の結婚式は「あまりにも形にはまりすぎている」「ダンスをしないのはなぜか?」などの疑問が外国の方から挙げられていました。所変われば品変わるというように、結婚式にもお国柄が出ているようです。

番組の中でアメリカの女性が実際の結婚披露宴を見学に行った感想で「両親に感謝の言葉を言うのはとても良いことだと思う」とコメントしておられました。

 

「両親に感謝の言葉」で、○十年前の家内の披露宴(当然私も居ました。)の事を思い出してしまいました。

お決まりの両親への手紙、司会の方が読み上げる場合もありますが、私達の時は家内が読み上げ感動を盛り上げるという趣向でした。

しかし数行読んだだけで家内の目から涙、原稿を読めなくなってしまった家内の代わりに私が代読と、ここまでは一般的なパターンです。そんなこんなで披露宴が無事終了と思っていましたら、披露宴が終了してから家内の顔を見るなり義母が娘に放った一言

「手紙、自分で読まれへんのやったら最初から読むって言うな!」でした・・・

 

義母は、涙で読めなくなった家内の事をイライラしながら見ていたようです。両親の手紙を読んでいる間、義母の目に涙がなかった理由が分かりました。

 

義父の方も涙が無かったのですが、此方は後の「両家代表の挨拶」(家内の父が行いました)が心配で娘の「感謝の手紙」どころではなかったようです。(笑)

 

今でも家内は「信じられへん!」普通は「良かったよ」やろ!

「腐っても一人娘のたった一度の結婚披露宴やのに!」・・・

 

はたまた、家内の伯母が披露宴の後で「○○ちゃん(義父の名前)があんなに立派に両家代表の挨拶が出来て・・・」と嬉し涙を流していたのにも、家内は「泣く所が違う」!

 

しかも、義父が読んだ両家の挨拶の原稿は前日、私が一生懸命作ったものという「オマケ」付きです。(義父が前日まで考えていませんでした。)

 

以前の記事でも書きましたが今はビデオ上映が多くなった披露宴、私達の頃はそういうものは無く、やはり上司や友人から祝辞をいただくことが多かったです。

 

家内の上司は、後日「いやぁ、やっぱり○○さんの式は新郎新婦がある程度年齢いってるだけに、祝辞が笑えるものばかりで面白かったわー」とお褒めの言葉も頂きましたが、単純に喜んで良いのか、「どっちやろ?」と今でも家内は迷っているようです。