堺市の変人

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「財政健全化」はどこへ行った?

衆議院選挙で与党(自民・公明)が議席の3分の2を占め大勝!

争点は、憲法改正と安全保障だったと言われていますが、「財政再建」は、どうなるの?

少し不安な気持ちになります。

 

我が国の将来を考えるなら、いくら国民から多くの意見が出ても最優先で論議が必要な重要な課題です。

先ずは、「基礎的収支黒字化」というスタートラインに一刻も早く立たなければ、国の債務引き下げがおぼつかないのは誰が考えても明らかです。

 

方法は歳出削減と増税しかありません。しかし、政府は低金利と経済成長による税収増という不確実な要素を期待して「基礎的収支黒字化」の時期をどんどん先延ばしにしています。

 

国会議員の多くが、国民受けしない政策を避けているようです。

逆に、あらゆる手を使って、財政規律の抜け道を探してその場をしのいでいるというのが、今の政治家の姿勢のようにも思えてなりません。

 

このままでは、国の債務はどんどん増えていってしまいます。先進国でも同じような課題を乗り越えた国が多く有ります。というより日本のように喫緊の課題を先送りしている国は珍しいようです。

 

私は、今回の衆議院選挙で「財政再建」の論議がほとんどされなかった事に大きな疑問を抱いています。

小学生でも、早く手をつけた方が傷は小さい事は理解できるはずです!

 

国民に痛みを伴う改革は多くの反対も有るでしょうが、真剣に国の将来を考えるなら勇気をもって論議していくべきです。

それが、真の「天下・国家を語る」事ではないでしょうか!

 

総人口が減少するのですから、議員定数も減らしていく!

そんな論議からスタートしても良いのでは?

 

国の累積赤字を減らしていくという課題は、絶対に避けて通れない道ですので、もう先送りは止めて欲しいものです!