帯、リサイクル
近くのスーパーで月に一度リサイクルの着物や帯・和装小物の販売があります。
数ヶ月前に、販売コーナーの前を通りかかった時、「どんなんが物が売っているのか?」と思い、入ってみました。
でも、着物については何の知識も有りません。元々「和」のテイストは好みですし、着物といえば職人さんが丹精込めて造った物、という思いが有りましたので、安売りの「帯」をそれとなく物色しました。
有りました!色は深みのある青で、好みの落ち着いた図柄の帯が2,000円!
思い付いたのが「テーブルセンター」「ランチョンマット」!
取りあえず買って帰ってから2~3ヶ月は、家に眠っていたのですが、実家の近くの「袋物屋」(古布販売)に相談した所、なんと店主のご両親が昔は和服を商っていたとの事で、加工を引き受けてくれました。
帯の加工賃が裏生地込みで4,000円、さっそくお願いし出来上がりを楽しみに待っていたところ、「出来ました」の連絡、2メートル余りのテーブルセンターとランチョンマットが4枚、手縫いに加え裏生地がろうけつ染です。
リサイクルですので、汚れを防ぐ防水加工なんかはしていないですが、十分に使えます。(最近、防水スプレーをかけても良いといった話も聞きました。)
中々良いものが出来上がったので、9月にハワイの友人にプレゼントした所、大喜び!
「何セットか作ってもらったらハワイで売ってみます。」話が「トン トン」進みます。
ハワイから「180センチのテーブル用のを作ってランチョンマットは5~6枚」と注文が入ります。
さっそく、「和」が感じられる外国人好みのはっきりした図柄の帯を10枚程買ってきて加工をお願いしているのですが、既に3セット出来上がっています。
日本中で着物や帯がどれだけ、日の目を見ること無く眠っている事か?
せっかく職人さんが丹精込めて作った帯ですから、一つでも二つでも日の目を見れば!
来年1月に来日する友人に手渡す日が楽しみです。
$200位で売れれば元はとれるかな?
人気が出ればニューヨークやパリ進出も!
「全く売れませんでした」という結果になるかも知れませんが、日本文化の普及に向けてトライです。
「夢があっていいね」と隣で家内が笑っています。