堺市の変人

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リサイクル「帯」

前回ハワイに行った時に、お土産にテーブルセンターとランチョンマットを持って行きました。とはいっても、和服の帯のリサイクル品です。

 

たまたま近くのスーパーで、着物や帯の古着を売っているのを見かけました。

何気なく見ていると、結構良い柄の帯が2,000円、思わず一点買い求めました。

買う時には、既に、これを使ってテーブルセンターを作れるのでは?との思いは有ったのですが、自分で作れるはずも無く、しばらくは「リフォームの店」なんかで作ってくれるかな?なんて思い悩んでいました。

 

2~3週間経って、そうそう奈良県で袋物を作っているお店の店主が、前は呉服をやっていた事を思い出しました。

さっそく、帯を持って相談に行った所、「4000円で出来ます。」と快諾して頂きました。

帯を広げ、2mのテーブルに垂らせるように長さは2m50㎝~3m、残りはランチョンマットにしようということで、後は出来上がりを待つのみで「そんなに急ぐ事は無いですので手の空いた時に作っておいて下さい。」といった具合でした。

 

「出来てますので、何時でも取りに来て下さい。」という連絡を頂いてからも、なかなか行けず、結局一ケ月程して貰いに行きましたが、見て「ビックリ!」、裏生地が「ろうけつ染め」で上品に仕上がっています。リバーシブルでも十分に使えそうです。それも手縫い!ミシンでも出来るのですが、店主は手縫いに拘っているようです。

 

長いテーブルセンターとランチョンマット4枚、上品な雰囲気に仕上がっていますので、我が家には似合いません。結局、ハワイの友人へのお土産にしました。

 

その友人は、テーブルクロス&ランチョンマットを見るや「これ売れますよ!」と大満足のようでした。

 

西洋の人には、「東洋への憧れ」といった思いが有るようです。ヨーロッパで有名な磁器の「マイセン」も、元はといえば中国の磁器や日本の伊万里の純白で薄く、硬くて艶やかな磁器を作ろうとアウグスト強王が錬金術師べトガ―に命じて製法を研究させた逸話は有名です。

 

後日、その友人から改めて「150ドル~200ドル位なら買う人はいますよ」というお言葉を頂きました。

減価は6,000円位、現地でのお店への手数料、送料・・・どうにかペイはとれるかな?

 

日本では、着物を着る人が少なくなっており、着物や帯が古着で多数出回っていますし、各家庭のタンスにも多くの和服が日の目を見ずに眠っています。

 

こんな帯や和服を再利用し活用出来れば素晴らしい事です。

夢は膨らんでいきます!