旅の風物詩
以前、ハワイでのショッピングセンターで、一旦家内と別れ好きに行動、という事になりました。
〇時〇分に再度落ち合うという事で、それぞれ好きなお店を見て回ったのですが、待ち合わせの時間が来ても一向に家内が現れません。
もう20年位前の事ですので、今のように海外で使える携帯電話も無く、ただ、30~40分待っていました。
遅れて来た家内は、「見る所が多く、ついつい時間の経つのも忘れていたと」と涼しい顔で一言、反省の言葉がありません!
思わず私は、「僕もまだまだ見たい所が有ったのに!」と一言、それから沈黙です。
空港行きのバスの中では腹が立って喋る気にもなりませんでした。
いつかは、これもハワイですが、通りがかりのタクシーを止め、乗り込んでしばらくすると、タクシーの運ちゃんが英語で話しかけてきます。
私も、身振り手振りで応えていました。程無く目的地に着き料金を払って下車、ふっと横の家内の顔を見ると、鬼のような形相をしています。
家内曰く「あんたが調子に乗って通じもしない英語で話してるから、ぶったくられた!」と怒っています。
私は、運ちゃんに言われたまま払っただけです。高いと思ったらその時言えば良いのに!不意打ちで怒るのは卑怯です!
その時も、気まずい雰囲気が、暫く続きました。
夫婦喧嘩は、「旅の風物詩」のような気がします。