堺市の変人

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久石嬢 in パリ

宮崎駿作品の「風の谷のナウシカ」から「風立ちぬ」まで、宮崎アニメの音楽を一手に引き受けてきたのが久石嬢です。

その久石が、フランスのパリで宮崎アニメのコンサートを行いました。それもフルオーケストラで合唱団付きです。

 

テレビで観ていると、久石氏の喜びにあふれ生きいきした指揮ぶりがとても印象的でした。恥ずかしながら、私はこの録画を観るまで「久石嬢」が、宮崎作品の音楽(主題歌等)を創っているとは知りませんでした。というより、「久石嬢」の名さえ初めて知ったというフトドキ者です。

 

風の谷のナウシカ」や「天空の城ラピュタ」は、観ていても分かり易く爽やかな感じの後味でしたが、「となりのトトロ」から少し、「もののけ姫」ではちょっと難しいと感じてしまいます。

 

それにしても、本家本元の日本でも聞いた事の無い、大規模なコンサートがフランスで開催された事に少し驚きました。

海外で、日本アニメがブームになっている事は、よく知られていますが、アメリカでも「ディズニーとジブリ」では、57%の人がジブリの方が好きだという統計が有るようです。

 

家内は何時も「ナウシカラピュタは、絶対にディズニーを越えている!」と言って譲りませんが、単なる勧善懲悪では無く環境問題や地域紛争という問題を抱える人類へのメッセージが底流に有りますので、子ども向けのアニメを越えた、大人でも考えさせる課題を含んでいる事が、広い年代に受け入れられる要因となっているようです。

 

パリのコンサートの様子を観ていましたら、中央に大きなモニターが設置されており、音楽と一緒に映像が流れていました。まるで「オペラ」のような感覚です。一般のクラシックのコンサートは音楽だけです。しかし、今回のパリでのコンサートは音楽と映像が同時進行です。

宮崎アニメのファンなら、音楽を聴くだけでもアニメの場面が頭に浮かんでくる事でしょう。

 

「普通のクラシックのコンサートは寝てしまうけど、これなら寝る心配は無いわ、日本でも開催したら良いのに!」という声が横から聞こえてきます。

日本のサブカルチャーが、今や確実に世界に広がっているようです。

 

そうそう、この「久石嬢」という名前、アメリカの有名なジャズミュージシャン「クインシ―・ジョ―ンズ」をもじっているようです。

「久石嬢」という名前、完全に私の頭にもインプットされました。