プレイス・イン・ザ・ハート
映画「プレイス・イン・ザ・ハート」、最近テレビで観ました。
何時もの如く、たまたまテレビを点けたらやっていましたので、バックミュージック代わりに思って点けたままにしていましたが、途中から見入ってしまいました。
1930年代のアメリカ南部を舞台に、夫に先立たれた妻が貧困と闘いながらも強く生き抜いて行く姿は感動物です。(少し泣いてしまったオッサンでした。)
主演は、「フォレスト・ガンプ」のサリ―・フィールドですが、「リーサル・ウェポン」のダニー・グローヴァ―、「ザ・ロック」のエド・ハリス、「コンエアー」のジョン・マルコヴィッチがしっかり脇を固めています。
1984年に公開された映画ですが、同年に「アマデウス」の公開がなければ、「作品賞」「監督賞」「衣装デザイン賞」も受賞していたかも知れません。
「アマデウス」の製作費は、$18,000,000、片や「プレイス・イン・ザ・ハート」は、$9,500,000ですので、アカデミー賞に「費用対効果賞」が有ればこの映画に決まりといった所です。
アメリカンドリームでは無く、1930年代のしっかりと大地に根差し信仰の厚い、古き良きアメリカの生活がバックグランドに流れているようで、ヒーロー物(成功物)とは違った趣を感じました。
アメリカ社会の大きな課題ともいえる、「人種差別」もしっかり捉えていて、映画に深みを持たせているようです。
「アマデウス」と「プレイス・イン・ザ・ハート」、もう一度観るならどちら?
私は、迷わず「プレイス・イン・ザ・ハート」を選びます。
ただ、素人考えですが、この映画は白黒(モノクロ)でも?
そんな事を少し考えてしまいました。