日常使いの器
我が家で毎日のように使っているのが「丹波立杭焼」の菊皿、結婚して20年以上ですが、毎日のように食卓に出て来ます。
15㎝の浅目の物と12㎝の少し深めのお皿です。一枚1,000円位だったと思いますが、20年以上使い続けていますので十分元は取れているようです。
良く有る貫入(釉薬にひび割れが入った物)は、趣が有りますが、長い間使っていると「ひび」の部分がどうしても黒くなってしまいます。焼き締め(釉薬と使わない備前焼等)も使う前に水を含ませるなど、ちょっと注意が要るようです。
その点、「丹波立杭焼」は、全面にしっかり釉薬が掛かっていますので、だし汁や醤油が沁み込む事が有りませんので、普段使いにはピッタリです。それに、20年間、割れた記憶が有りませんので耐久性も申し分なしです。
お皿というと、ついついこの皿に手が伸びますので、知らぬ間に我が家の生活に溶け込んでいるようです。
日常使いは、余り見た目に拘らず、釉薬のしっかり掛かった器が手入れも楽で良いようです。
結婚当初、お気に入りの備前風のお皿で!と思い取り出してきて、「使う前にさっと水を掛けて」と言ったら、「そんな面倒臭いのは使いません」の一言、
それ以来、20数年、未だにその皿は日の目を見ていません!