大空と大地の中で
久し振りに、松山千春の「大空と大地の中で」を聴いています。
大空に吸い込まれていくような曲調で、聴いていても「清々しさ」を感じさせてくれます。
とはいっても、私が知っている千春の歌は此の曲と「恋」「季節の中で」「長い夜」位なものですので、千春ファンからお叱りを受ける事必定です。
歌詞も覚えていないのに、「果てしない大空と・・・」というフレーズを口ずさんでいますので私の中の「名曲」になっているようです。
最近のテンポの速い歌は、私には付いて行けていないようです。歌声が「歌詞」として入って来ないで「音」として耳に入って来ますので、まるで英語の歌を聴いているようです。
ですから、歌の意味が分かっていないという状態です。
何時も家内に「何をうたっているの?」「どういう意味?」と聞いて、「信じられない!」といってバカにされています。
しかし、頭の構造が古いので仕方がありません。
此の曲を聴くと、北国の厳しい自然と、その中で強く生きて行く人々の逞しさといったものを感じます。正に私にとっての「名曲」です。
最近、政治の世界がなにかと話題になっていますが、「素朴」でありながら「力強い」このような歌を聴くと、少し「ホッ」とさせられます。
「果てしない大空」といっても、地球を1㍍の球と考えると、大地(地表)は数ミリ、大空(大気)も数ミリといった薄っぺらな世界です。
こんな小さな世界で、人間だけが争い事を繰り返しているかと思うと少し悲しい気持ちになってしまいます。